W123 230 No,39
明日は納車と言う日
最後の仕上げです!!
右フロントフェンダーのキズ

本国オーダーで入手していた純正タッチアップペンです。
ミモザイエロー 国内に何台あるかですからね~
まずはよ~く振って
でっ ここでよ~く振ってと言うが
本当はどれ位の時間振るのか?
私、60秒以上振ります。
塗料が分離していたら
どんなに上手く塗ろうとしても その結果はダメですから (^^)

コレならば3m離れたら 傷は見えないはず!!
タッチアップ 簡易補修です。
ところが完璧を求めるあまり
どんどん酷い事になる方が多い。。。
薄め液は必ず用意して
粘度が高い時には、薄め液で少し粘度を下げて
万一、ミスった時は 薄め液で拭い取ればよいのです。
タッチアップ 気楽に出来る作業なんですよ~ (^^)
最近は、ネイルに嵌っている女性も多いから
そんなネイル好きの方の手を借りるのも一つかも (← 下心丸出しにならぬように!!)

1ヵ月半振りに手にするドアミラーカバー

磨いて

勿論、調整用グリップも磨いて
この雰囲気 如何でしょうか?

窓を拭く時にさえ
タオルのケバが貯まる 内側のウェザーストリップ
ここもキレイにして

うぁぁぁ!! バッチイ。。。

橋氏 再々再々登場です!!
ストロンバーグのオートチョークの効きがおかしいので

現在のクルマではオートチョークは電気的に作動していますが
この230では機械式!!
エンジンを掛ける前に
アクセルを一度踏み込んで
これからエンジン掛けますよ~!!
チョーク効いてくださいね!!
お呪い(おまじない)が必要なんです。
このお呪いが効かない時があるのです。
そこで、チョーク機構をバラして
97の刻印がある先の3つの段差にレバーが掛かり
チョーク機能が働くのですが
動きがスムーズでない。
グリスアップと注油を行って貰い

組み付け!!
そして、最終の調整を

橋氏 若いのに本当に機械好きで
作業を始めると ついつい入り込んで いつ終わるかと冷や冷やすることもあったのです!!
機械式の調整ですから
万人向けのセッティングもあり
はたまた、ユーザー好みのセッティングも出してくれるので
頼りになる助っ人です (^^)
キャブレターのオーバーホールから調整
メカポンの調整修理も得意なので
旧車乗りには頼もしい存在ですよ~!!
ご本人もW113のオーナーですから (^^)
ご相談したいことがあれば
e-mail: takumi_hashi@hotmail.com
へご連絡して頂ければ (^^)

試走後 プラグの焼け具合を
これならばOK (^^//

後は水洗いして
内装の最終の掃除機掛けと水拭きです。
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W123 230 No,19
ドアを開けると・・・
塗装に ウェザーストリップの跡が

水洗いでは落としきれない部分があります。
コレは手で磨くしかない (^^)

排気で汚れたリアバンパー
金属研磨剤で

やはり 光る部分は光ってないと (^^//

ナンバーのステーが付くと影になる
しかし、完全に見えない訳ではないで
隅々まで

コレならば何処から見られてもOKでしょ~

グリルを取り外して
心霊写真では在りません!! (^^//

グリルのインナーを取り外せば墨まで磨けます!

ドアノブの隅 水垢が溜まり易い部分ですから
丁寧に (^^)
ドアを開ける度に見るところですからね!

作業を進めてゆくと
クルマからどんどんとパーツが取られ
こんな姿に (^^)

取り外したパーツを磨いて 組み付けです。
ミモザイエローのボディーに
アルミモールとクロームメッキの光沢
そしてゴムの黒
ガラスの透明感
この4つのバランスが取れて初めて美しく見える。
外装の完成は間近です (^^)
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感謝のカタチ
タービンの下側は、コテコテ!

頑張ってキレイに (^^)

ヘッド左側側面です。

リンケージもキレイに (^^)

ボンネットフードの裏側

ちゃんと手を掛ければ

今回、ブースト圧を少し上げるのにこんな仕掛けを (^^)
詳しくはコチラを
ブーストアップ工房

リンケージに少しだがガタがあるので
※エンジンルームの上側 ウェザーストリップが取り付くあたりの汚れに注目です (^^)

取り外してみると
崩れ始めている。。。
これじゃ~ ガタも出るはずです。
今回は部品手配が間に合わないので、清掃して組み付け。

ここ非常に頑固な水垢が付いて居ていたのですが
頑張って (^^//

この300TDTのオーナー様に感化され
W123に手を出してしまったのが ミモザイエローのオーナー様なんです!!
お客様をご紹介頂いた経緯もあります。
また、気持ちよく吹け上がる様になったエンジンなので
更に 気持ち良く乗ってもらいたいので
このガラスでは、雨の日の運転は疲れる事は必至
そこで、フロント三面を研磨&撥水コートしておきました (^^)
このガラスでは疲れるでしょ~

このガラスの撥水も
経験した人しか解らない。
視界が良いとどれほど楽か・・・
エンジンが本来の性能を発揮する。
長く乗っているクルマでは、乗り手がクルマに飼い慣らされて
性能の低下を感じない。
(その事を指摘しても、信じてもらえない事さえあります)
常に、本当の姿を追い求めるオーナー様の気持ちが無ければ
クルマは、ダルな方向にしか進まないのです。
時には自分のクルマ以外のハンドルを握り
同車種の乗り比べが出来れば
自分のクルマの本当のコンディションを知る手掛かりにもなるはずです。
自分のクルマこそ世界一だと思い込んでいる方
私 苦手です (^^)
女房殿しか知らない男と同じでしょ (^^//
大人のブログですが
これ以上書きますと、家庭内での私の立場が危ういので
ご想像のほどお願いいたします。
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3年目の浮気
本日は ミモザイエローの230のお話を休ませて頂いて (^^)
この薄汚れてしまったエンジンルーム

まずはキレイにします (^^)

これならば手を入れても汚れないでしょ~
このお掃除の詳細は明日の記事でご報告させていただきます。
ちなみに、この車両は1985年式 300TDT(W123)ですが
まだ127,000kmしか走っていない。
しかし、入庫時
このクルマの走りは全く現代の交通事情に適応するものではなかった。。。
エンジンの低速回転域でも加速性能があまりにも悪く
発進時には、周囲に迷惑を掛け
高速道路での合流では
「ココで入りたいけど・・・」 加速しない
合流レーンが途切れる寸前に
「ゴメンナサイ!! 入れて頂戴!!!」
無理やり合流し、その後加速しない
全く持って傍迷惑な存在のクルマであった。。。
中古車販売店も
そんな存在であることを知りつつユーザーに売る
このクルマの販売元のディーラーに入庫しても
総合的な判断と 適切な改善方法を提案されること無く納車される。
車検にさえ受かればOKなのか???
中古車販売店は 「この年代のクルマですから」 常套句です。
そしてディーラーでは更に酷いことを言われたそうで
「お爺さんにフルマラソンをさせるようなものですから!」
ヨロシクナイ表現であることは重々承知していますが
あえて
どいつも こいつも 馬鹿ばかり!!!
クルマに対する知能指数が極端に低く
クルマに触れるべきでない人達が
クルマを売ったり 整備資格を持っているからと言う理由でいじったりしているが
こいつ等に触らせても 無駄金を使わせられるだけで
本当の姿は見えてこない。
300TDT そのエンジンは強固なまでにタフで
10万や20万kmで壊れるものではない。
ただただ まともな調整が出来ていないだけなのです。
OM617(このクルマのエンジン)が完調となれば2ℓクラスのクルマ以上の走りを見せてくれる。
このことを知らない人間が何を言っても始まらない。
今日はお休みの方が多いと思いますので
お時間が許せば
少しPCのボリュームを上げた状態で下の動画見ていただきたいのです。
出来ればフルスクリーンで
奥様に イヤ~~~顔をされても責任は持てませんが (^^)
画像の上にカーソルを乗せて ボリュームを調整して頂き 隣をクリックするとフルスクリーンで見れます!!
クルマ 行うべき整備を行えば
当然走ります!!
多くの販売店 自分の技量が無いからといってお客様を侮るべからず。
そして、多くの整備士 自分の無知と技量の無さを悔い改めよ。
300TDT 本当に適切なことをすれば
とんでもなく走るんです!!
馬鹿言ってんじゃないよ~ (ヒロシ&キーボーより)
Grade-UP は クルマのみがき屋です!! (← コレ本当)
でも、黙って見ていられない時があり
周囲のプロの手を借りることも多い店です。
すべては、クルマとオーナー様が
楽しく過ごせる環境を整える為のご提案から始まりますから (^^/
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W123 230 No,8
中古車を買ったら お勧めなのが金谷オートサービスさんのエンジン内部洗浄です!!
これは買ったクルマの過去の履歴を全く信用していないから (^^)
整備記録簿なんてのも 全く信用していない!!
過去に完全に改ざんされている車両にめぐり合ったこともあるから。。。
全ては現車優先!!
現在在る物を判断し、それを新車時に戻すようにします。
エンジンオイルも交換時期が長かったりすると
スラッジが溜まり、コンプレッションが落ちていたり
色んな不具合の可能性があります。
しかし、これらを元に戻す為にエンジンのオーバーホールを行うほどの予算を掛けることは出来ないので
エンジン内部洗浄に頼る事となります。
ここ金谷オートサービスさんでは
エンジンオイルライン、フューエルライン、ATFラインの洗浄が可能です。
(エンジンオイルとフューエルラインはセットです)

社長と息子のシゲちゃん
いつも息の合った作業でテキパキと!!

これはフューエルラインの洗浄中。

ATのオイルパンを外して
フィルターも交換して

ATFを入れて

これらの作業を終え
社長と一緒に試乗すると
いつも通り エンジンの吹け上がりが違い
トルクも一回り太って (^^)
金谷さんを辞去して
午後は、キャブレターの調整に向かいます!!
下の回転域でぐずるエンジンとはおさらば出来るでしょうか?
信号待ちで 止まりそうなエンジン
歩行者から注目を浴びるミモザイエロー
少々恥ずかしい思いを抱きつつ
いざ 六本木へ!!
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W123 230 No,2
下見の翌週 朝も早くから新幹線です (^^)

名古屋駅でオーナー様と待ち合わせ
ここからは在来線に乗り クルマの引き取りに

販売店の近くにあるタイヤショップのリフトをお借りして
下回りのチェック。
W123は私の乗るW126とほぼ同じ造りの足回りだけに
見るべきところは判りますので (^^)
ステアリングリンケージは全滅!!
ショックアブソーバーは オイル滲み!
その他のブッシュ類も出来るだけ早く交換したいところでした。

1977年式のステアリングギアボックスからはオイルの滲みも見られなかったのは驚き!!
フリュードとフィルターの交換は必要でしょうが (^^)

リアは スタビライザーブッシュ駄目です。
ロアアームブッシュも交換したい。
アブソーバーも駄目。

ドライブシャフトは、コンパニオンプレート、ベローズベアリングなど早期に交換したいところです。

ブレーキは全てオーバーホールが必要。
こんな風に書くと足回りの全てを交換すべきかと思われる方が居ると思うのですが
実は、本来の乗り味を取り戻す為にはそうしなくてはならない。
車検合格のレベルと
本来の乗り味のレベルには 雲泥の差があるのです。
これから古いクルマ(90年以前)に乗ろうとされている方
現在既に古いクルマにお乗りの方
「この年式だから こんなもんです」
この言葉には騙されないように!!
そんな言葉が出てくるお店 信用なりません 絶対に きっと たぶんですが・・・ (^^)
私が断言できることは
友人が所有する縦目のベンツ W108(1968年式)は
現行車両と比較しても
ほとんど引けを取らない走りをします!!
そして、振動も無く、冷房もバッチリ!!
キチンと手を掛けるとこの年代のベンツならば
現代に十分に通用します。
どのクルマもそうでしょうが
メーカーから部品供給が終わるのは
内装、外装、足廻り・機関の順です。
そう!!
内装がOKならば
外装をチェックしてサビが浮いてなければ
何とでもなると言うことです。
機関や足回りに掛かる費用の上限はある程度見えてきますが
錆びてしまったボディーを補修するとなると・・・
そこには泥沼の様な世界が待っているかも (^^)
※国産の旧車乗りの方をご苦労からするとベンツは如何に楽か・・・
オーナー様とご一緒に岐阜から静岡へとドライブ
エンジンが十分に温まると
信号待ちのアイドリングが不安定になり
いつエンジンがストールするかも知れない回転に (^^)
でも、現在50歳位から上の方ならば
そんな経験は若い頃にした事!!
オーナー様と笑いながらのドライブです。
エンジンが低速域で不安定なだけで
中速、高速域では、何の不満も無い滑らかな回転。
高速に乗り込み
いざ静岡へ!!
のんびり気分のドライブを楽しみ
オーナー様にこのW123 230の現在の不出来さを覚えて頂き
今後の改良やクリーニングの話をしていると
あっという間に静岡へ到着です。
少し遅めとなったがお昼をご馳走になり
オーナー様のご友人も交えて クルマ談義!!
辞去して
再び東名高速に乗ったのはこんな時間です (^^)

本当はもう少し踏み込みたいが
如何せんタイヤがこの状態ですから。。。

PAで少し休憩して
遠巻きにこのW123を眺めている人も多い。
鬼ヘッドのミモザイエロー 探しても見つかるモノではないですからね!!

途中 雨が・・・

ワイパーを動かすと 更に視界が悪化する。。。

一部区間で雨に降られたが
それ以外の道では
非力なM115エンジンを少しなだめ
時にムチを入れたりしながらのドライブ 想像以上に楽しい!!
東名から首都高を一気に抜けて
店に無事辿り着きました!!

このピットで36年間の垢を落とし
どこまで本来の姿へと戻せるか (^^)

クルマ全体を見渡して
何処に どれ位の予算を費やし
クルマ全体のバランスを見ながら仕上げてゆく事になります。
今回は整備・調整までも含んだコーディネーター役です (^^)
本来ならば、この仕事は中古車販売店が行う仕事ですが
現在 多くの中古車店ではそれが出来ていない。
車検に合格し
そこそこ走り
そこそこ快適であれば
それで良しとする。
キチンと本来の姿に戻す為には
それなりの金額を必要とすることを説明するとも無く
納車されているクルマが非常に多い。
古めの車を扱う中古車店では
オーナーさんとのつながりを断ち切ってでも
会社の利益追求を最優先している
私にはそうとしか見えない。
今回、この230を仕上げてゆくにおいて
私を縛るのは オーナー様の許す予算だけです。
リセット作業の開始です (^^//
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