クルマ探しから 納車まで No,8
メカドックM&Aさんの所を出発して
しばし、国道50号線を走っていると
今まで気になっていた変速時のコキッン~の音は全く無くなり
快調そのもの!!
高速道路に乗り込み一路オーナーさんの元へ

今回、この300SEがオーナー様の手元に渡るまでにお世話になりましたのが
自動車販売店 株式会社 メリット の 村松社長様
整備士 ○○○君 (会社の手前匿名です!)
足回りのセッティングのプロ メンテナンスガレージ高山 の高山社長
エンジン&ミッション洗浄のプロ 金谷オートサービス の 金谷社長と息子さん
元ディーラー整備士の メカドックM&A の福田さん
本当に有難うございました!!
もちは餅屋 と言いますが
整備においても同じことが言えると考えております。
資格としては、整備資格を持っていても
得て不得手というものがあって当然。
蕎麦は蕎麦屋
カレーはカレー屋
寿司は寿司屋
何でもござれの食堂より
専門店はそれ一筋だけあって旨い店が多い。
整備と一括りに言いますが
エンジンの得意な工場
足回りが得意な工場
色々ありますので旨く使い分けをすることが
思いのままのクルマに仕上げる近道ではないでしょうか?
今回は4人のプロ整備士の手によって仕上げられた300SEです。

1台のクルマを選ぶ。
特に絶版車のような年数の経過した1台を選ぶ場合のご参考になればと思い書き綴ってきました。
今後、このブログを見ていただいた方の
中古車選びのご参考になれば幸いです。
昨今、小売業界においては全てが価格競争の時代です。
インターネットが普及し、商品価格の比較が容易になり便利になった時代です。
しかし、新品においては製品の品質は一定ですが
中古車においては、その品質は同じクルマ、同じ年代でも、
前オーナーの扱い方と中古車販売店の仕上げ方により
天と地ほどの差が生じてしまう事は、皆様もご存知だと思います。
中古車販売店でも当然のことながら利益追求は必要です。
そこで見せかけのクリーニングや磨きが行われるとクルマは大きなダメージを受け
二度と正常な状態に戻らない様な仕上げ方をされると
また、車両の不具合に関しても
在り合せのパーツの流用や短絡回路の構成での誤魔化し
無知による誤ったパーツの取り付け、誤った整備・・・
これらの 「その場しのぎ」 のツケは全てユーザーである皆様に代償を求められる行為となります。
中古車を選ぶ際には
同一車種のクルマを少なくとも5台、出来れば10台以上のクルマを
見て、触れて比較していてだければその本当の姿が見えてくると思います。
そして、中古車販売店に頼り過ぎず
その車種に精通した腕の良い・経験豊富な整備屋さんとともに
コンディションを改善するのが最良の中古車選びかと考えます。

最近登場回数の多いS氏のクルマと並べて (^^/
300SEのオーナーとなったU君へ
(お客様でありながら、クルマ&W126仲間としてあえて君付け!!)
24歳(私の約半分!!)にしてあまりにも渋過ぎる車を選んだツケは
これから不具合と言う楽しみとともに
君の財布と時間を圧迫するかもしれませんが
このクルマのコンディションを維持する上で
S氏や私のようなオヤジの毒舌に耐える忍耐力と
W126乗りが経験したトラブルシューティングを聞きかじり
その対応のため、周囲の仲間、そしてプロの力を借りることで
1台のクルマが与えてくれる、人のつながりを感じ
楽しんでいただければ幸いです。
(ココから先はU君にしか読めない部分となります)
そして、U君
これは密かな話ですが
娘を奪われそうで
その上、1年間君が憧れたS氏の300SE
両方を奪い取られては大変と・・・
S氏の心境のほどは穏やかではなかったことを付け加えておきます (^^)
これから先が本当のお客様とのお付き合いです。
クルマ探しから 納車まで <完>

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クルマ探しから 納車まで No,7
このクルマで初のETCも無事通過し首都高速
※私は自分のクルマで過去にETCバーと激突したことがありますので・・・

意外に順調な流れのため時間調整のためSAへ
流石に この色、この光沢、周囲の視線が気になります (^^
振り返る人もチラホラ

これから交換するパーツを除いては快調なので
ついついアクセルを踏みすぎて・・・
またまた、道の駅で時間調整。

下回りに手が入れやすいように
クールダウンの時間を見込んで到着したのが
ここ mecha dock M&A (メカドック M&A)さん

W126仲間のS氏のご紹介で今回初めてお世話になることになりました。
代表の福田さんは、5年ほど前に独立されてこのメカドックM&Aを開いたそうで
それまではベンツ正規ディーラーで20年ほどお勤めだったとの事です。
だから、W126はもう沢山というほど手掛けてきたそうで
今回の修理依頼の際でも
感心させられることが沢山ありました。
数をこなしてきた経験は絶対のモノだと・・・・・
HPやブログでアレコレと自慢気に謳っているショップがあります。(ウチもそうかも。。。)
資金力の豊かなショップでは、立派な店構えや宣伝広告もあります。(ウチは資金力無さ過ぎ。。。)
しかし、ユーザーが求めているのは
自慢話でも、特異な事例でもなく
持ち込んだ自分のクルマが求めている性能に引き上げられるか?
そのことに尽きると思うのです。
経験による、適切なアドバイスと処理
そして、その後の責任感を信頼して
対価として御代を払うのですから
自分に合ったショップ探しは難しいと思います。
コチラも人間、相手も人間
相性もありますからなおさら難しい。

今回、交換をお願いしたのが
フロントのコンパニオンプレート

福田さんは、話しかけられれば答えてくれますが
どちらかというと朴とつなタイプの方で
初見では、笑顔も見せない怖いタイプかも (^^
でもご安心あれ!!
何が悪くてどうなっているのかをキチンと説明してくれます。
愛想を振りまいて 料金を頂戴することはありませんから (^^/
グサグサになっていたプレート

ちなみに、メカドックさんではパーツの持込はOKです。
ただし、
ただしですぞ~
事前に必要となるパーツの打ち合わせを必ず行うこと!!
勝手な思い込みでパーツを手配して
コレを交換してくださ~~~い と言われても
必要となるパーツが揃っていなかったら・・・
ましてや、的外れなパーツ交換で症状が良くならなかったら・・・
工場にも迷惑を掛けることになり、2度手間と無駄な出費にもなります。
そんなことになっては互いに損ですから
まずは相談!!
コレが近道ですぞ~!!!
新しいプレートを装着

今回の整備の途中で福田さんからご指摘いただいたのが
このシフトリンケージブッシュ!
割れかけです。

「在庫ってありますか?」
ニコッと 「あります」
早々交換です。

ブレーキフリュードは見た目では劣化の具合が判らない。
テスターも売られているが高いので
私はいつも乗り換えの時、即交換しいるので今回も (^^


メカドックM&A (mecha dock M&A)
〒323-0824
栃木県小山市神鳥谷244-1
TEL 0285-30-6970
栃木周辺のベンツ乗りには凄~~~く助かる存在の工場ですよ!!
私もそうですが
一人でやっている工場ですので
事前に電話連絡を入れてから、訪問するのがベストです (^^
時間のゆとりがあれば
現車を見ながら、原因を探り、その解決を探すことが出来ますからね!
急ぎの仕事の最中に訪問されと非常に困るのです。
あわせて、電話だけの判断依頼はムチャ振りですのでしないように (私はハッキリ断りますが・・・)
ご理解ほどお願いいたします。
大きな地図で見る

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クルマ探しから 納車まで No,6
この300SEを運転していて
なんだか足元が寒い!!
温風が出ていないように思えていたのでチェックしてみると
デフロスターはいつも全開
足元は常に全閉
エアコンのバタフライが正常動作していない。
バキュームコントロールを交換しなくちゃ~!

後で引き回されたスピーカーコードが邪魔なので
デッキを外してみると 絶句!!!
なんじゃ~ この配線?????
しかも、アンテナコントロールの配線が接続されていない。
だから、アンテナが伸びなかったのか (納得!)
一つチェックと交換の手間が省けたが
割り込みだらけの素人配線には、、、、、

右ドアミラーのコントロールSWです。
何故?
理由は簡単です!
私が掃除の時にノブを外そうとして折ったから (偉そうにに言うな~~~!
自己責任として交換です。

運転席のアンダーカバー
どうにもシックリとしない取り付けだったので
バラしてみると

また、なんじゃ~コレ!?
適当なネジが突っ込まれている。
私が自分のクルマ用に取っておいたネジを探して
元の姿に戻しています。

運転席のアンダーカバーを外したのは
常電を取るため

ETCの接続です。
右のドアエッジカバーは
Bピラー内張りの補修用です。

ETCのアンテナはココに

ETC本体はココに

コレにて私の作業は終了!!
どうでしょか?
この雰囲気
本当は、フロアマットを交換したかったが
オーナー様のご予算の都合で後々・・・



この300SEの良さは
前オーナーさんの扱いの良さ。
この取扱説明書用のケースにも現れていますでしょ~
後期では、ペラペラの赤革のケースですが
コストダウンの影響を受けていないから
この当時はハードケース。

当時揃っていたものはほとんどあります。
オプションカタログまで (^^


気になる2点を修理すれば納車です。

明日の高速道路の走りが楽しみです。

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クルマ探しから 納車まで No,5
同じクルマを何台も手掛けていると
そのクルマ特有の汚れ方や埃のたまりが存在することに気付きます。
W126の場合、ワイパー下のトレイ。
必ずと言ってよいほど、砂が溜まっています。

そして、バッテリー下には枯葉が落ち込み
場合によっては排水口を詰まらせていることもあります。

ヒドイと言うほどではなかったが
水の流れは良くない。

エンジンルームの洗浄とは違うので
必要最小限の作業に止めることに
これで新たに枯葉入り込まなければ
詰まりは存在しない。

中期のウッシャータンクの穴はきちんとしたパーツで塞がれている!!
後期になるとゴムで止められているため
劣化するとゴムが切れることが多々あります。
こんなところでも差があるのか~ と関心 (^^
コスト的にはどれほどの差があるのだろうか?

サイドシルプレートの下もキレイに洗って

サッコパネルの下側も洗いましょう。
汚れていると、後々汚れの筋が付く原因となるから

給油口の周囲も洗って
しかし、Cピラーの塗装 艶も無ければ 光沢も無い!!
この塗装が緑ならば軍用車と間違われてしまうほど・・・

トランクモールの周囲に溜まった砂と埃もキチンと洗い

テールレンズの上部も手を掛けてやる事!

どうですか?
キレイでしょ~~~
これは水を掛けて 水の膜を作った状態。
色飛びを起こしているクルマでも
キレイに見えてしまいます。
水の膜がクリアー層の代わりをしてくれているからです。

水を拭き上げると、ケミカル粘土で塗装をざらつきを取っているので
ムラだらけ・・・

でもご安心を (^^
このバロロレッドの場合、ソリッド塗装なので
塗装に厚みあり、表面の軽石状になった劣化した塗料を削れば
本来の姿に戻せます。

劣化の進んだ塗装に粘土を掛けるとこの通り!
粘土に塗装の色が付きます。
しかも、力が要る。

トランクの右端だけを磨いた時
写真を撮らなくちゃ~~~
どのように変化するか見てください!

1行程目のみがきで艶の出方が決まりますので
時間を掛けてじっくりとみがくのです。

この300SEの場合、これほどまでに色飛びを起こしているから
車両価格は安かった。
一般の方ならば、なかなかこの状態の塗装のクルマを選ぶことは難しいと思うのです。
車両代は安が、みがき代は掛かるのでプラスマイナス0となるのですが
赤系のW126などなかなか無いから
クルマを選ぶ際は、本来の姿に戻せるか?
その事だけを考えれば選ぶことが出来ます。

みがき4行程を経て、本来あった状態へと (^^/

雰囲気をがらりと変えた状態となった300SE

絶版車(販売終了後の車)を選ぶ際は
・内装の程度の良いモノを選ぶこと!!
・下手な再塗装や剥がしずらいコーティングがされていないこと(外装)
・エンジン&ミッションのコンディションが良いもの
この3つの順序でクルマを選んでいただければ大きな間違いは無いと思います。
内装の程度は、前オーナーさんの扱いを顕著に示してくれます。
合わせて、絶版車だけにパーツ供給の観点からも
内装のパーツが早く欠品するからご注意を!
再塗装の多い車だと、後々錆びに悩まされることが懸念されます。
クルマにとって錆びは大敵。
あわせて、下手な塗装はみがき屋でも手に負えないものもあります。
エンジン&ミッションの調子さえ良ければ
ブッシュ類の交換費用はさほどでもない(とは言うものの、それなりに掛かりますが・・・・)
どんなに走行距離が少なくても
内装の荒れているクルマは、それなりの扱いを受けていると思われます。
いくら記録簿が揃っていても
車検用の整備に終わっているクルマは、その乗り味は本来とは別物になっていると思います。
中古車を選ぶ
それは以前のオーナーさんの車の扱いを評価し
ご自身の予算で何処まで復元するか・・・
このことに尽きるのではないかと思います。

本物のみがき と ポリマー加工 車内清掃

クルマ探しから 納車まで No,4
この300SE まだナンバーが付いていない。
個人的にはの500SEのナンバーを付けても良かったのですが
それでは法律を無視することになるので
これまでは移動のたびに仮ナンバーを借りていた。
これでは何をするにも不便ですので、
車検合格ラインの最低限の状態はクリアされたので、車検・登録をお願いして普通の車となります。
(車検合格とクルマが持つ本来の乗り味とは別物 ← ココ重要です)
でっ ナンバーの付いた300SE
車検の際にサイドスリップの調整を行った旨の報告をもらっていたが
相当のズレが生じていたようで
調整後のハンドルは右に大きく傾き
センターは1時の方向を示している。
これも想定内です。
朝一番からMGTの高山さんに車を持ち込んで
アライメント調整とハンドルのセンター出しをお願い。
その様子は、写真がない!!
私、所用で高山社長にまかせっきり。
アライメント調整が終わったら
外環を飛ばして 金谷オートサービス さんへ

いつも通り、金谷社長と息子さんが
手際よく洗浄用のホースを接続

暇な私は、エンジンルームのあら探し (^^
見つけたぞ~~~
バキュームラインのゴムのひび割れ!
流石に24年前の車だから
よ~~~く見ていると劣化した部品もあります。

おっと 思い出した!!
私がやらなければならないお仕事。
エアーフィルターの交換 (^^/
取り外されていたフィルターケースを開けて・・・

そんなことをしている間に
今度は燃料ラインの線状が始まった。

この300SEの場合
古い車なので油脂類は総交換です。
ATFはどうせ交換するならば
洗浄もお願いすることにしました。

ATオイルパンを外して見せてくる金谷社長
「うぅ~~~ん 少しだけキラキラしてね~ これなら大丈夫だよ!!」
人の良さが滲み出ているような口調で説明してくれます (^^

AT洗浄の場合は
フィルター、オイルパンパッキンの交換が必要です。

そして、バキュームアクチェーターも交換。

取り外したATフィルター
スラッジが少々付いていた。

油脂類総交換
お次はデフオイル。

そして、パワステオイルも
完全に真っ黒!!
一度も交換されていなかったようです。

フィルターも もちろん交換

新しいパワステフリュードを入れて キレイ!!

300SEのミッション洗浄の途中
W140のオーナー様が来店されエンジン洗浄を (^^
金谷社長が作業を行いながらお客様と話されていると・・・
「グレードアップさん そこにいるよ!!」
エッ? 私???
話してみると、何とこのブログを見てエンジン洗浄をしに来たとの事です。
そのW140が凄いクルマでワンオーナー物 20万Kmオーバー!!!
ついつい話し込んでしまって
社長の奥さんにはコーヒーとお茶を出していただくほど・・・ (いつもスミマセン)
この日、アライメント調整とエンジン&ミッション洗浄
そして、油脂類の交換(残すはブレーキフリュード)をおこない
帰りの外環は快適なドライブを楽しめました。
続きはまたまたまた後日・・・

本物のみがき と ポリマー加工 車内清掃

個人的にはの500SEのナンバーを付けても良かったのですが
それでは法律を無視することになるので
これまでは移動のたびに仮ナンバーを借りていた。
これでは何をするにも不便ですので、
車検合格ラインの最低限の状態はクリアされたので、車検・登録をお願いして普通の車となります。
(車検合格とクルマが持つ本来の乗り味とは別物 ← ココ重要です)
でっ ナンバーの付いた300SE
車検の際にサイドスリップの調整を行った旨の報告をもらっていたが
相当のズレが生じていたようで
調整後のハンドルは右に大きく傾き
センターは1時の方向を示している。
これも想定内です。
朝一番からMGTの高山さんに車を持ち込んで
アライメント調整とハンドルのセンター出しをお願い。
その様子は、写真がない!!
私、所用で高山社長にまかせっきり。
アライメント調整が終わったら
外環を飛ばして 金谷オートサービス さんへ

いつも通り、金谷社長と息子さんが
手際よく洗浄用のホースを接続

暇な私は、エンジンルームのあら探し (^^
見つけたぞ~~~
バキュームラインのゴムのひび割れ!
流石に24年前の車だから
よ~~~く見ていると劣化した部品もあります。

おっと 思い出した!!
私がやらなければならないお仕事。
エアーフィルターの交換 (^^/
取り外されていたフィルターケースを開けて・・・

そんなことをしている間に
今度は燃料ラインの線状が始まった。

この300SEの場合
古い車なので油脂類は総交換です。
ATFはどうせ交換するならば
洗浄もお願いすることにしました。

ATオイルパンを外して見せてくる金谷社長
「うぅ~~~ん 少しだけキラキラしてね~ これなら大丈夫だよ!!」
人の良さが滲み出ているような口調で説明してくれます (^^

AT洗浄の場合は
フィルター、オイルパンパッキンの交換が必要です。

そして、バキュームアクチェーターも交換。

取り外したATフィルター
スラッジが少々付いていた。

油脂類総交換
お次はデフオイル。

そして、パワステオイルも
完全に真っ黒!!
一度も交換されていなかったようです。

フィルターも もちろん交換

新しいパワステフリュードを入れて キレイ!!

300SEのミッション洗浄の途中
W140のオーナー様が来店されエンジン洗浄を (^^
金谷社長が作業を行いながらお客様と話されていると・・・
「グレードアップさん そこにいるよ!!」
エッ? 私???
話してみると、何とこのブログを見てエンジン洗浄をしに来たとの事です。
そのW140が凄いクルマでワンオーナー物 20万Kmオーバー!!!
ついつい話し込んでしまって
社長の奥さんにはコーヒーとお茶を出していただくほど・・・ (いつもスミマセン)
この日、アライメント調整とエンジン&ミッション洗浄
そして、油脂類の交換(残すはブレーキフリュード)をおこない
帰りの外環は快適なドライブを楽しめました。
続きはまたまたまた後日・・・

本物のみがき と ポリマー加工 車内清掃

クルマ探しから 納車まで No,3
この86年式300SEに出会った時から気になっていたのが
このブレーキサポートブッシュ
グサグサです。

そして、ロアアームジョントのブーツも割れています。

テキパキと仕事をこなすスピードに驚かされ
ロアアームジョイントを切る時には
でかいセパレーターでその反動の大きさに驚かされ
我が500SEの足回り整備以来の光景を目にすることに (^^
これがロアアームのジョイント
ブーツ交換ではなく、ジョイント交換です。
SSTで締め込む必要があるので
一般工場では難しいのではないでしょうか?

作業は任せているので
足回りの状態を撮影。
この時までは、二人してお気楽状態でしたが・・・

左側ジョイントの交換終了。

本日交換予定のパーツたちです。

ブレーキサポートブッシュを抜き取るためには
マウントブラケットを降ろして
油圧を掛けます。
ゲージを見ていると100Kg/cm2ほどの力が掛かると抜け始めた。

右がマウントブラット
左下が新品のブレーキサポートブッシュ。
左上がグサグサだったブッシュ。
ここまでバラすならば、
ベアリングと呼ばれるブラケットに入っているゴムも交換したかったところですが、
予算の関係で今回はそのままで。
そして、不幸は足音も無く近づいていた。。。。。
右上のビニール袋に入っているナット付き座金
こいつのためにヒドイ目に会うことになるのである。

「あっっっ~~~!! くそ~~~」
その声を聞いた時
ついに不幸の扉は開いた。
溶接されているナットが座金から脱落。

通常の作業において起きてしまったトラブル。
どのようにしてこのナットを抜くか・・・
あれやこれや試行錯誤。
挙句の果てには、「純正部品を持ち込めよな~」 私 ショボン。。。
やがて23mmのスパナのつばを削り。
何とか抜き出せ
元あった座金を使用することに。
この不幸は3時間のタイムロスを生じ
今後の予定がタイトなものになって行くことになってしまった。

右側のロアアームブッシュ
ブレーキサポートの交換を終え
リアのスタビライザーリンクを交換。

「今日はココまでだな~」
時間を見ると既に21時。

「ココ気になるから、オーナーさんに伝えておいてあげなよ」
指摘されたのは、ショックアブソーバ。
オイルにじみ。

エンジンダンパーも早めに・・・

燃料ポンプ関係も一新したほうが良いだろうね!

予定をしていたフロントコンパニオンプレートの交換と
油脂類の交換は、今後の作業となってしまった。
続きはまたまた後日・・・

本物のみがき と ポリマー加工 車内清掃

クルマ探しから 納車まで No,2
1台のクルマを選び、これから行う作業が300SEの良し悪しが決定することになります。
まずは販売店から300SEを買い付けに・・・ (^^
談合坂SA 周囲は雪景色 まるで 水墨画の世界!!

同行していただいたS氏の車と2台並べて記念写真。
このドライブで一般道・高速を走ることで
この300SEの素質の良さは実感できました。

ジャッキアップして下回りのチェックを行い必要部品を手配して
時間が惜しいので、早々に内装のクリーニングです。
ドライバーズシートは、キバミと整備時に付けられたと思う線状の汚れ。

こんなモールの汚れがドアを開けた時の雰囲気を台無しにしてます。
通常、中古車販売店でのルームクリーニングでは放置されてしまうところでもあります。

シートに掛かったハーフカバー
オーナー様と相談の上、取り外し決定!!
惜しいのは、レース部分に切れがあちらこちらに、、、

ルームクリーニングはいつもの様に
バキューム・エアーブロー・ブラシの3点セットで
室内にある埃や砂を吸い取り、追い出して、掻き出して塵一つ無い状態に (^^

黒のダッシュボード
どれぐらい汚れているか?

予想以上にキレイです。
この手のベージュ系の内装の場合
汚れが目立つので、前オーナーさんもかなり神経を使われていたことを
状態から想像していましたが、かなりこまめに掃除をされていたようです。

でも、ハンドルはダメ!!
キッタネ~~~~~~!!!!!!
このハンドルを握りたく無くなるほどです。

フロアマットを洗い
フロアカーペットも洗浄です。
本当の汚れのない内装
それがこの車の美しさに通じると信じるから。

24年間 60000万kmの汚れがこれ

取り外したサイドシルプレートもキレイに洗って
でも、前オーナーさん丁寧に扱っていたようで
靴の蹴り込み跡も少ない。

洗った内装の乾燥待ちの間に

シール跡とナンバーステーがどうにも気になるから・・・
ナンバーの封印取り付け前なら
徹底して研けますからね!!
トランクとの差が恥ずかしいほど出てしまう (^^)

本当は内外装とも整備後の最終工程として行いたいところですが
今回は、整備・調整と納車の段取りの関係から
ルームクリーニングを先行。
ココからは私の手を離れ
整備屋さんに作業を委ね、私はカメラマン兼助手です。
続きはまた後日・・・

本物のみがき と ポリマー加工 車内清掃

クルマ探しから 納車まで No,1
このブログの読者の多くは中古車を購入された経験があると思うのですが
中古車を買ってみて 良かった~と思う方も居られれば
ガッカリした経験をお持ちの方も多いかと思います。
特に絶版車を探す時は、慎重にならざるを得ませんよね!!
しかも、今回はW126 300SE探しです。
最新型でも1991年式 そう! 19年落ちの程度の良いのクルマを探す事となりました。
どのようにして1台のクルマを選び
そして、仕上げてゆくか・・・
そんなお話です。
オーナー様からの要望は
・W126 300SE
・出来ればバロロレッド
後は、普通に乗れて内装程度の良いもの。
簡単そうな相談ですが、現実にはなかなか存在しない1台を探すことに・・・
そんな中、目に留まった1台がコレです。
中古車販売店がお持ちだったクルマです。
お店から頂いた写真の一部が以下の4枚です。




さて、読者賢者の皆様ならばこのクルマを如何に判断されるか?
写真だけではクルマを選んではイケナイ これ鉄則でぞ!!
私は、早々に現車を見に行きました (^^
そして、真実の姿は・・・・・

トップ3面は「色飛び」が生じています。
ココは私の本業であるみがきで回復できることを確信して

サイドの写り込みはいいですね~
しかも、ワックスが使われた形跡が無い!!

でも、
あちゃ~~~ 下手なポリッシングで下地を出している箇所があります。

内装はどうか?

ファブリックのマッシュルームは
予想以上にキレイでした。
貴重な1台の予感 (^^
これなら本来の姿に戻せます。



シフトレバーの周囲のヨレヨレ 気になりますが
バラして補修可能。

何を取り付けていたの?
ETC???
ひどい糊跡ですが、コレも何とかなると判断。

エンジンルームは古いにも関わらずキレイ!!
艶出しで誤魔化していたら 即却下だったのですが
思わず 「いいじゃん!!」

エンジンには全く不安は無いものの
足回りは、要整備箇所が多数・・・


今にして
このホイールキャップ 素敵に見えます (^^

この86年式(中期)60000Kmの300SE
オーナー様にはこのクルマがどのように見えるか・・・
見る観点が異なれば
このクルマは落第となるが
私には隠れていた一粒の宝石に見えます。
多少の不安を抱きつつもお勧めしてみることに。

この年代のクルマを選ぶ際に重視すべきは
事故車でないことを前提として見るべき所は
第一番は、内装の良し悪し。
生地やパーツを手配補修しようとしても手に入らないものがあったり、
高価すぎたりしますからね!
第二は、塗装のオリジナリティーとコンディションです。
クラックだらけ、補修跡が目立つクルマは後々お金がかかります。
オールペン物は私なら避けます。
本当に完全塗替えしている車ならば、それだけで100万円以上するするから
普通の価格帯で販売されているはずが無い・・・
20~30万円の費用で塗られたオールペン車は絶対に避けるべしです。
錆で泣かされる事 間違いナシです。
第三は、エンジン・ミッションの調子。
ここで大きな不具合はあれば、後々苦労し出費もかさみます。
足回りの不具合は上記の条件が満たされていれば
メルセデスならば部品手配は容易なので問題なしと判断します。
現状をありのままお伝えして
私の中古車選びの基準をご理解頂いた上で
オーナー様が下した決定は
このバロロレッドで!!
さて、これからが大変 (^^
1台の中古車を本来のクルマの持ち味にまで戻す楽しみと
時間と費用の板ばさみ (でも、私は痩せない!! どうして・・・?)
続きは後日・・・

本物のみがき と ポリマー加工 車内清掃

中古車を買ってみて 良かった~と思う方も居られれば
ガッカリした経験をお持ちの方も多いかと思います。
特に絶版車を探す時は、慎重にならざるを得ませんよね!!
しかも、今回はW126 300SE探しです。
最新型でも1991年式 そう! 19年落ちの程度の良いのクルマを探す事となりました。
どのようにして1台のクルマを選び
そして、仕上げてゆくか・・・
そんなお話です。
オーナー様からの要望は
・W126 300SE
・出来ればバロロレッド
後は、普通に乗れて内装程度の良いもの。
簡単そうな相談ですが、現実にはなかなか存在しない1台を探すことに・・・
そんな中、目に留まった1台がコレです。
中古車販売店がお持ちだったクルマです。
お店から頂いた写真の一部が以下の4枚です。




さて、読者賢者の皆様ならばこのクルマを如何に判断されるか?
写真だけではクルマを選んではイケナイ これ鉄則でぞ!!
私は、早々に現車を見に行きました (^^
そして、真実の姿は・・・・・

トップ3面は「色飛び」が生じています。
ココは私の本業であるみがきで回復できることを確信して

サイドの写り込みはいいですね~
しかも、ワックスが使われた形跡が無い!!

でも、
あちゃ~~~ 下手なポリッシングで下地を出している箇所があります。

内装はどうか?

ファブリックのマッシュルームは
予想以上にキレイでした。
貴重な1台の予感 (^^
これなら本来の姿に戻せます。



シフトレバーの周囲のヨレヨレ 気になりますが
バラして補修可能。

何を取り付けていたの?
ETC???
ひどい糊跡ですが、コレも何とかなると判断。

エンジンルームは古いにも関わらずキレイ!!
艶出しで誤魔化していたら 即却下だったのですが
思わず 「いいじゃん!!」

エンジンには全く不安は無いものの
足回りは、要整備箇所が多数・・・


今にして
このホイールキャップ 素敵に見えます (^^

この86年式(中期)60000Kmの300SE
オーナー様にはこのクルマがどのように見えるか・・・
見る観点が異なれば
このクルマは落第となるが
私には隠れていた一粒の宝石に見えます。
多少の不安を抱きつつもお勧めしてみることに。

この年代のクルマを選ぶ際に重視すべきは
事故車でないことを前提として見るべき所は
第一番は、内装の良し悪し。
生地やパーツを手配補修しようとしても手に入らないものがあったり、
高価すぎたりしますからね!
第二は、塗装のオリジナリティーとコンディションです。
クラックだらけ、補修跡が目立つクルマは後々お金がかかります。
オールペン物は私なら避けます。
本当に完全塗替えしている車ならば、それだけで100万円以上するするから
普通の価格帯で販売されているはずが無い・・・
20~30万円の費用で塗られたオールペン車は絶対に避けるべしです。
錆で泣かされる事 間違いナシです。
第三は、エンジン・ミッションの調子。
ここで大きな不具合はあれば、後々苦労し出費もかさみます。
足回りの不具合は上記の条件が満たされていれば
メルセデスならば部品手配は容易なので問題なしと判断します。
現状をありのままお伝えして
私の中古車選びの基準をご理解頂いた上で
オーナー様が下した決定は
このバロロレッドで!!
さて、これからが大変 (^^
1台の中古車を本来のクルマの持ち味にまで戻す楽しみと
時間と費用の板ばさみ (でも、私は痩せない!! どうして・・・?)
続きは後日・・・

本物のみがき と ポリマー加工 車内清掃

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W215 CL500 2003年(後期 7速) オーナー様募集中
CL500 2003年モデル(後期 7速)
ディーラー車
アラバスターホワイト ブラックレザー
88000Km
車検 23年5月
昨年12月にみがいた時のままの姿です。





内装もフルクリーニング済み。
12月にみがた後、ほとんど乗る時間も無かったとの事です。
フロアマットは撮影のため乗り降りしているうちにホコリが・・・(納車前にお掃除します!!)



タイヤも7~8分山となります。



今回オーナー様がこのCL500を手放す理由は
ご家族が増えるため おめでとう御座います!!
2枚ドアのクルマではチャイルドシートはキツイですからね~
希望価格は280万円となります。
車両に関するお問い合わせは当店までお気軽にご連絡下さい!
現車確認は事前にご連絡いただければ平日でも可能です。
このCL500の作業記事は
CL500を本来の姿に No,1
CL500を本来の姿に No,2
CL500を本来の姿に No,3

本物のみがき と ポリマー加工 車内清掃

生きていま~~~す!!
このところ全くこのブログ更新をしていませんでした。
ゴメンナサイ!!
今週に入り、お客様、そしてクルマ仲間からお電話を頂いたり
メールを頂戴したり・・・
私の体調をお気遣い頂いた方も居られ、本当にありがたい事だと思いながら
この記事を書いております。
何故更新しなかったのか・・・
理由は、1・2月の仕事量も少なかった上
中古車販売店の仕事で公開できるようなものではなかったりなのです。
(オーナーさんが見たら、たまげてしまうクルマ)
現在、W126 300SEを購入からお引渡しまでにわたるお手伝いをさせていただいております。
雪の舞う中、談合坂SA

クルマ仲間のS氏のクルマと共に引取りの帰り道 (^^

作業前のバロロレッド

内装 お洒落でしょ~~~ (^^

中古車販売店の口先だけの
「程度イイです!」
「めったに無い希少車ですよ~」
「調子は抜群にいいです!」
そんな言葉は当てにならないこともあるので
クルマ探しから、整備、仕上げまでお手伝いさせていただいております。
ユーザーさんが真に求めているのは、
安心して快適に乗れるクルマ
愛着の持てるクルマ
完成度を求めて、探って見つけた1台の300SE
そんなお話の続きは後日・・・・・
アッ!!
このクルマもエンジン&ATの洗浄を行うのですが
現在、金谷オートサービスさんは年度末の大特価サービス中です。
詳しくは
金谷オートサービス
大排気量であればあるほどお徳ですよ!!

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