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敵が見えない・・・  No,2

 



まずはじめにお断りを (^^

お食事の前、直後には今回のブログはお読みになる事を避けてください!

特に想像力豊かな方は・・・




まずはフロアマットから

洗剤とブラシで擦り、汚れを浮かします。


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今はなかなか見なくなった二層式洗濯機です。

洗濯槽にたっぷりと水を張り

マットを入れてブラッシングする。



すると通常の流水では落ちないマットの毛の間に入り込んだ砂が出てきます。



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繊維の隙間にこれだけの砂が残っていた。(これは1回目)


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水を入れ替えて何度も同じ作業を繰り返します。

ブラッシングして、揺すって




そう! 汚れが出なくなるまで・・・

マットは徐々に綺麗になりますが

私しゃビショビショ (^^/

まるで子供の水遊び状態。。。



だからシャッターは締め切りで作業を行います。

隣近所に見せられた姿ではなくなるから



ちなみに、お掃除 目的の物は綺麗になりますが

作業者はその汚れを食らい汚れます。


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水洗いが終われば乾燥です。


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すでに掃除機掛けは終わっているので

リンサーを使い、フロアの水洗いです。



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アチラコチラにシミ

そして、砂のザラザラ感があります。


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一発目の洗いで表面に見える汚れはスッキリ!!



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左の清水タンクの水をノズルから噴出し

即ノズルで吸い取るのですが

右の汚水タンクは・・・


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バッチイ。。。



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二度目の洗い


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そうとう汚れを含んでいる様ですね~~~


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先ほどの洗浄とは異なる汚れが出てきます。

赤土?

通常の砂とは異なる汚れです。



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サードシートの足元を洗うと


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ウギャ~~~~

キッタネ=====


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セカンドシートは?



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わちゃ~~~

コーヒー色ですわ、、、


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運転席足元は?


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スッキリしたでしょ~ (^^)



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これが通常の汚れ方

細かな砂が繊維の間に入り込んでいるので

この程度なら通常なのです。


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汚水が完全に綺麗になるまで水洗いを行うと

フロアカーペット下まで水浸しになるので

各箇所とも3・4回の洗いにとどめて

いったん乾燥工程へ




生乾きの状態が最も臭気がキツイですから














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敵が見えない・・・  No,1

 


シボレーサーバン(Suburban)でかい!!



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リアゲートを開く作業なので


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フロントは目一杯詰めた位置で

到底人は通れません。 まして、お腹の出ている私は通れません (^^/


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フロアの砂やホコリはあるが汚いクルマではありません。



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ルームクリーニングの始まりはこの3点セットから (^^


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Aピラーの内張りを拭いてみると


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汚れ方はさほどヒドイものではない。


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黒のダッシュボードはいかがでしょうか?


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やはり!

黒だけに目立たないだけ・・・  でしたね~


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シトーの座面は少し汚れが付いていますが


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この程度


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ココからが本当の戦いとなります。

敵は見えない!!

今回のご依頼は「臭いを取りたい!」

このサバーバンを中古車として手に入れてから

ずっと悩んで居られて、臭いにお困りのオーナー様でした。



私も臭いに関して、完全な自信も技術もありません。

その旨をオーナー様にお伝えした上での作業となりました。



臭いの発生場所と原因物質が特定できればその処置も見えてくるのですが

前オーナーには聞けませんから、、、



今回は反省と・・・



<つづく>












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凄い1台!!

 


Sさん なんでこんなボンネットの中央にこすりキズ作っちゃったのですですか・・・

鳥のフン?


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ウィンドウッシャーを使った跡があります。

ウッシャー液 もっと薄くしたほうが良いかも・・・



塗装面は流石に荒れ始めています。


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軽~い気持ちで研き始めて

この車両の凄さを改めて思い知らされました!! (^^



今回の作業、W126ならばこれまでウォシャーノズルは必ず取り外していたのですが・・・


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ベースが完全にひび割れている箇所があります。

これを抜き取るとベースが真っ二つに分離する事が多くなってきて居るので

今回は取り付けたままマスキングによる保護で作業を行いました。



このベース 単品では取れなくてノズルASSYで片側12000円位 (ビックリ!!



割れてしまうと二度と元に戻らないし

マスキングでの作業では限界があるし

この辺りの選択が難しくなってきたW126です。


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これが作業前


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そして、作業後です。

ノズルに挟まれた部分の荒れがヒドイため

完全とは言いがたい作業となってしまった (Sさんゴメンナサイ!


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そうです!

この560SELはお盆前に私がお借りしたクルマ!!



一宿一飯の恩義ではないが

研いてからお返しさせていただこうと思ってたら

1ヶ月も過ぎてしまった!! (何とルーズなヤツ!!

※大人の付き合い 互いのタイミングが合わないとこうなってしまいます オユルシヲ~~~(^^/



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この43万Km走った560SEL

スゴ過ぎ!! そんでもって妙!!



走らせれば力は300hpの並行モノと同等以上に力は出ているし

アイドリングは静か・・・

水温は少し高めだが、エアコンはバッチリ!



そして、何より驚かされたのがオールペンされているのに

凄く丁寧な作業(流石3桁の作業 20~30万円の全塗装とはレベルが違う!!)

でっ!! このクリアーが硬いのなんのって。。。


まるでセラミック塗装みたいに硬く

本当は2日の予定だったのですが3日掛かってしまった。


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本当に凄い1台です。


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昨夜車の入れ替えのため某所で2時間も話し込んでしまった (^^/

クルマ仲間との楽しい時間ありがとうございました~




低走行車でも、グズグズのクルマもあります。

それとは反対に過走行車でも、完全なメンテナンスが行われていれば (^^



つくづつ考えさせられます。














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後継者・・・

 



週末たずねてくれた常連のお客様から

「参っちゃてね~」

そんな言葉から私自身のこの先を考える事となったお話です。



このお客様は私より少し年配で

会社の社長様でもあります。



参った理由は、息子さんが仕事を継がないと言い出したとの事でした。



そうか~ 私もそう言う年齢になっていたのだと。。。



現在47歳になり、現役でクルマをみがいていられるのはあと何年?

おそらく55歳くらいまでは現役で居られるでしょうが・・・

その先は、、、



私の場合、息子にこの家業を継がせるつもり全く無いが

現在1歳の息子、あと何年働かねばならないか (^^

到底67歳でクルマをみがいていることは無理!!





かつて素晴らしい仕事をしていた縫製屋さんも

年齢とともに視力と集中力の低下により、その技量は落ちてきている事を目の当たりにしている。



今年募集もしていないのに仕事をさせてくれと応募してきたが一人居ましたが

このみがき屋という仕事は端で見ているほど儲かる商売ではない事を諭しお断りした。



お預かりさせていただいたクルマをコツコツ仕上げ

オーナー様にご納得頂けるレベルまでに引き上げるのがこの仕事です。

銭儲け優先で仕事をこなせば、簡単に信頼を裏切ってしまう。



そして何よりも楽しみであるオーナー様との打ち合わせ、納車時の快談の時間すら持てなくなってしまう。



現在日当4万で単価設定させていただいていますが

30日フルに働いて120万円/月

年間1440万円稼げる計算ですが・・・

そんなに稼げるハズも無い (^^



入庫待ち、引取り待ち、作業上のロスタイム

よくよく考えてみると1ヶ月で何日働いているのか (^^)



何とか妻と息子を養っている状態ですが

現在のお客様との関係は壊したくは無い。

お客様との会話 その一見無駄な時間こそ私にとっては大切な時間でなのです。



このみがき屋という仕事は

お望みのレベルを探り出し

オーナー様との信頼関係と私の持ち合わせる技量で成り立っています。

ですので、京都の料亭のように一見様お断りと言えるほどに

顧客を抱えているとどれだけスムーズな仕事が出来るだろうかと考えることもあります (^^)




このGrade-UPをスタートさせてた頃

中古車販売店の仕上げ作業がメインでした。

現在よりも稼げていた (^^

しかし、どんなに稼げても

手応えの無い仕事 つまらなかった。。。



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現在のように個人オーナー様をメインとするようになって7年を経て、

仕事を的確に判断される事で、そのやりがいを見出せた。

これは一人の男として最高の幸せだとつくづく思うのです。



おそらくこのGrade-UPは

私一代限りの店となるでしょう。

そして、私自身が技量が落ちたと思った時には

きれいサッパリと店を閉めようと決めました。



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それまでは 頑張りまっせ~!! (^^/

よろしくお願いいたします。











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バランスが大切です。

 



昨日の記事で塗装面は何とかオーナー様のOKを頂けるレベルに (^^

しかし、それだけでは到底バランある仕上がりとは言えません。





ドアを開けたとき  これではガッカリ。。。



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幌もキレイに (^^/



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この色の抜け掛かったエンブレム お疲れ様でした。

オーナー様が新しいエンブレム手配中だそうです。



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取り外すのにえらい手間が掛かったエンブレム


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エッ!!

純正なのにブチル・・・・・


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ミラー付けの樹脂部分も黒く引き締めて


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幌を開けると

これではいただけませんでしょう~~~


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こうでなくちゃ (^^)


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こってりの脂の乗った肉なら旨いが

こってりのった水垢は・・・・


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チマチマと

必要なのは時間です!



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クルマをみがく 根気と時間だけです (^^/

そして、ほんのちょっとの経験。


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過去の手荒な扱いから

一肌剥いて本来の美しさを取り戻したポルシェ ボクスター


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クルマはオーナー様の扱いによって

その美しさを維持する事も 失う事もあります。



同じ乗るなら・・・






このボクスターは今後、オーナー様の愛情の元

オーナー様を楽しませてくれる1台になってくれるでしょうね!













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カンと経験の店です (^^)

 



下の2枚の写真をよ~く見比べてください。

そう! 間違い探しのように (^^


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これが ”肌調整” です。

左側のパネルをもう一度見比べていただければお判りいただけるかと・・・



塗装 乾燥工程において塗料が均一に縮まらないため

”ゆず肌” が生じます。


このゆず肌の違うパネル隣接したら見苦しいのです。






このリアバンパーは酷かった!!

写真が同じ角度で撮れていないのでゴメンナサイです。


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上の写真では塗装がデコボコしています。

これがゆず肌。



今回の車両では再塗装されたと思われるパネルの肌がどうにもならないほど

ケーシー高峰 (古っ!!) か ブラックマヨネーズの太っていない方か・・・

それくらいブツブツ。


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言葉で肌調整 簡単ですが・・・

オーナーさんと打ち合わせの中で

作業を行う私に完全の信頼と万一の事故の再の処理について取り決めておかねば出来ない作業です。



なぜ? と言われそうなのでご説明いたしますと

塗料の厚みは誰も判らないから!! なのです。

塗膜厚計はありますが(現在の当店には無い、必要も無い!)

それで計測できるのは鉄板やFRPなどの基材からの厚み

再塗装されている場合、完全に下地を出して塗りなおしている例は稀ですから

新車時の塗料と再塗装時の境目が出てしまったら・・・  アウト!!!



全ては作業を請け負う私の「カン」に頼った作業です。


どこまで切り込むか・・・


作業をしながら決めて行きます。


こんな真剣勝負のとき電話は無視させていただいています。 ご勘弁ください。





フロントバンパーとボンネットフード

肌が違いすぎるのが良くお判りいただけると思います。


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慎重に、慎重を重ね切り込み

出来るだけ近い状態に仕上げてゆきます。


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Aピラー これは肌調整ではなく

キズ取りです。



現オーナーさんが付けた物ではなく

前のオーナーさんの扱いが見えてくる。

洗車機に入れていたようです。


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研けばこの通り (^^


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ヘアースクラッチ一つ無い素晴らしい「みがき」を行うディテーリングショップがあります。

しかし、私はそのような仕上げにはあまり興味が無いのです。(本音を言っちゃった!)




何故ならば、クルマは走ってナンボのもの。



そう! 無傷なんて 一瞬の 泡沫(うたかた)の 幻想に過ぎない。


それ以上にいつまでも美しいと思わせ 見せてくれるのは

塗装の平滑性を求めた作業ではないかと思う。




艶と光沢

よく使われる言葉ですが

その意味合いはほとんど正確には理解されていないのではないだろうか・・・




このブログ読んでいただいている方はかなりご理解頂いていると思うですが

今一度、ご自身で

  艶と光沢 とは?

自問自答していただき答えを考えてみてください。



この答えが正確であるかの論議は無用な事をまず記しておきます。



   艶 【gloss】 光沢を持たせる事で落ち着きと華やかさを持ち合わせるもの

  光沢 【shine】 光輝いているもの


このように理解しています。



例えば、塗の重箱

これは素晴らしい艶と光沢を備えています。

その表面はなだらかで素晴らしい写り込みがありますよね~




スワロフスキーを貼り付けたものは

光沢は放ちますが、艶など無縁の存在となります。




私 Grade-UPが求めているものは

艶であり、塗装の平滑性なのです。



1回の洗車でキズが生じる事を必然とし

それでも尚美しく見える車。



それは3~5m以上離れて見た時に

見事に周囲の景色が写り込むパネルなのです。



このレベルが達成できた時には

多少のヘアースクラッチなど気にならないはずです。



実用車として最高レベルの塗装状態だと・・・



Grade-UPとはこんな店です。














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美しいロードスター

 


BMWの美しいE89 Z4 sドライブ 23iです。

本当にキレイなロングノーズ&ダッグテール!!



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エンジンは直6!

V6でないところがBMW (^^

そこがグッときます~~~!!


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ボンネットを開けても判る キレイなライン

思わず 「ステキ!」


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どうです? このライン


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キレイなエッジの立て方


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もちょっとスイッチが少なければ最高ですが・・・ (個人的主観でゴメンナサイ!


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このモニターの設置方法はGoodですよね~

オープンで走っている時、ナビなんぞいらね~~~

迷子になる楽しみを贅沢な時間だと割り切ればよい!!



クルンと格納されてしまえばダッシュボードに邪魔物ナシなんですから!!


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クーペのスタイルを楽しみ


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フルオートマチック・リトラクタブル・ハードトップは指1本で操作出来

ロードスターの開放感を楽しめる!


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エッ!

作業のお話はって?



元々ひどい程度のクルマではなかったので

写真でご紹介しても・・・  (^^



それでは困ると言う方へ

BMWのテールエンブレム

周囲に水垢が付いています。


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これでチョイチョイチョイで落とします。

ノーコンパウンドのクリアコートグレイズは便利グッズですぞ~



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これならこのZ4にお似合いのエンブレムになりましたでしょ (^^


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先代のZ4が洗練され現代的ラインでまとめ上げられた現行Z4

貴方が独身ならば・・・

既婚者でお子様がいないならば・・・

子供が独立しているならば・・・



彼女もしくは奥さんとの最高のドライブを楽しめる1台のはずですよ!



ただし

ただし!!

既婚者の貴方

独りで出かけようモノならば・・・

必ず浮気の疑いが掛けられます (^^)



帰宅前 コンビに野駐車場で

助手席シート周辺のチェック 忘れずに!



イヤリングが落ちていたら ひと騒動ですから・・・・



最近、枯れ始めたのか???


そんな過去の痛い思いでも書ける私です (^^)














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中古車買ったら・・・ No,4

 


古い車では樹脂部品を洗うと白化してしまう事があります。

そんな時はコレで・・・


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このザイモールの本当の使用目的は革製品のですが

案外使えるのですよ (^^

でも、浸透性が良いのかベタベタに塗って翌日見ると

アレッ! まだ吸い込むの? ってことがありますので

繰り返し塗り込む必要がある。


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灰皿 コレは無いでしょ~

オーナーさんは、ノンスモーカー。



過去に使われたままの灰皿です。


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滅多に取り外さない部品だから

一つ一つ洗って


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これならば 如何でしょうか?

オーナー様は喜んでいただけました (^^/


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組み付け途中の一コマです。

この時間、作業を行っている私にとって最も楽しい時間なのです。


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カーペットを入れて

サイドシルプレートを入れて



このスッキリ感 これが欲しかったのです。


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ダッシュボード いかがですか?



当店では白化現象、色ムラが生じない限り艶出しは使用しません。

一度艶出しを使うと、二度と本来の姿には戻せないから・・・



こんな半艶消し状態がイイのです。

光を受けても、ガラスに映り込まないダッシュであって欲しいから



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この時点で付いている手垢は

作業を行った私の手垢だけ (^^)


※シートレールなどのグリスが塗布されている一部のパーツを除いてですが・・・



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今回4編でお伝えした作業により本来の姿に近づいた280Eです。


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もしも読者の皆様が中古車を手に入れたら

まずは内装のリフレッシュをお勧めします。


オーディオが気になったり

ドリンクホルダーや照明のLEDランプを手に入れるよりも

是非本来の姿にリセットしてみてください!!


きっと愛着の持てる スッキリとした姿に戻りますから・・・





そんな原点回帰の作業が中古車を手に入れた時の必須ではないでしょうか (^^/















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中古車買ったら・・・ No,3




この世代のクルマではメッキパーツの輝きは重要だと思いませんか?

一つ一つ磨く。

その作業の積み重ね、そして、全体がきれいになる事で

本来の美しさ、バランスある姿に戻る。


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買ったばかりだと言うのに

スイッチは手垢が・・・


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キズは取れません。

扱われた形跡の中で取れるものは出来るだけ取り除きたい。


少しでも本来あった姿に近づける。


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何のために取り付けられているか・・・

よりシャープに見せるために付けられていると思われるラインが滲んでいたら?


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その存在価値が半減する。

私の出来る事は、出来るだけ元あった姿に近づける作業。

その作業の多くは誰にでも出来る作業です。

必要とされるのは、ほんのちょっとした知恵と

うんざりするほど必要とされる時間です。



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これも手垢だらけ・・・


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ヒドイ言い方ですが

何処のどいつが、どんな汚れた手で触っていたか分からない汚れです。



中古車の宿命ですが、出来るだけ清潔感のある姿を求めたい。

これって誰しもが思う事では・・・


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滅多に触れないところでも

リアトレイ周辺は汚れています。

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車内を流れる空気を考えれば

リアトレイが汚れる理由は明白。


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ブラッシングで汚れを掻き出す。


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ビニールのシボの間に入り込んだ汚れもブラッシングで掻き出す。

一方方向ではなく、ブラシの動く方向を変えながら

徹底して汚れを掻き出すのです。


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すると・・・

同じ場所を何度か繰り返し

タオルに汚れが転写されないようになるまで繰り返す。



至って単純な作業です。


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普段はシートとの間で見えない場所だけに

汚れ方はスゴイ!!


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でしょ~~~ (^^


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ダッシュボードは如何に?


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これが中古車の姿です。(ほとんどの場合と付け加えさせていただきながら・・・


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エアコンのルーバーも・・・

風向きを変えようとして触ったら指先が!!


そんな経験をしていただかなくて良いように


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2、3本の種類の違うブラシ

洗剤、水

そして、大量のタオルがあれば作業可能です。



他に必要なのは、根気 (^^/

それと時間です。


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オーナー様に成り代わり

愛車の手入れを行うサービス業です。


だからこそ作業前の打ち合わせを重要視させていただいています。

















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中古車買ったら・・・ No,2

 


今回の作業も通常のロイヤルクリーニングではなく特別仕上げなので

フロントシートも取り外します。



このブログの読者賢者の多くの方はご理解いただけていると思いますが

ある程度の年数を経たクルマや汚れの酷いクルマの場合

価格表の値段で収まるほど安易な仕上げでは

オーナー様を到底満足させられません。



個々の固体の状態に合わせて

必要な作業を行う。

これが非常に大切となるます。


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それでも、こんな不具合が見つかる事も・・・

ドアの内張りがパカパカ。




W123の内張りを組み付ける際

1箇所だけ注意を払わなければならない処があり

それがこのドアポケットの爪です。


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内張りを剥がしたフロントドア

この左側 中央よりやや下

ドアストッパーの金具の後ろあたりが

爪の入るところです。


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拡大すると・・・

この穴にドアポケットの爪が入らなければ

ポケットはパカパカになります。


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運転席側もユルだな~と思いバラしてみると

あっ!! やられた~~~

爪を折ってしまい、補修されていた。


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ココからが本当の私の作業です (^^)


ブラッシング、バキューム、ブローして

またブラッシングの繰り返し。



アクセルペダルの下の付け根付近は

砂だまりですからね~

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掃除と言うのは全て手作業です。

機会に頼る部分もありますが、基本手作業。


フロアマットを洗う。

洗剤を使い、ブラッシング

繊維の間に入り込んだ砂やホコリを出来る限り追い出す。

ドリンク類のシミを抜く。


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これだけでは繊維に入り込んだ砂は抜けないので

洗濯槽に水を張ってマットを入れて

ブラッシング


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水平状態ではマットの上を移動するだけだった細かな砂が水中に出てきます。


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水を抜くと、砂だらけ・・・

この作業をあきれるほど繰り返したら

ほとんど砂が出ないマットの完成です!




掃除機掛けでは到底取れない砂まで取れるので

触感は全く異なったものへと



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取り外したシートも洗浄します。


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ここではリンサーの出番です。

水を吹きながら、吸い上げてくれる機械です。


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そして、これがシートの汚れ!!

バッチイ。。。


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こんな作業を経て1点1点が徐々にキレイになってゆきます。

これからまだまだやるべき事が・・・


それは次回 (^^/













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中古車買ったら・・・

 


今回のクルマは中古車販売店から購入して直ぐに入庫したW123です。

オーナー様と何から手を付けるべきか?

そんなご相談から始まりました。



使用・本状態をお聞かせいただくと

ご自宅の車庫は屋根付だが

通勤にも使用するので雨ざらしとなるので

週末以外は、なかなか手を掛けられないとの事でした。



そこで、ご提案させていただいたのが

内装を出来る限り完全な状態に仕上げる事です。



内装が荒れているとクルマの扱いも・・・



そうとう酷い手ブレの写真ですが

手垢だらけのパワーウィンドのスイッチ。



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クスミまくったドアミラーカバー。。。


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飾り金具も・・・


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錆び???

ゴムが錆びる訳が無い。

どうしてこんなところが赤く???


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ウェザーストリップの跡がクッキリ ハッキリ!


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シートを外して



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元々はレースのカバーが付いていたので

カバーを停めていたホックが残っている。

座面はネジで止められいます。


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背もたれも取り外さなくては・・・


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コチラはワイヤー式のクリップ。


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助手席の背もたれの裏のネットの金具が・・・・・

錆びている!


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さてさて、今回も梃子摺りそうな予感!!

キレイになってゆく姿を楽しみながら作業開始です (^^/













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船の科学館へ

 


一昨日、午後の時間が空いたので

ぶらりと船の科学館へ

空を見上げてみると 秋ですね~~~ (^^


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現在 日本とトルコの友好120周年を記念した企画展「海が結んだ日本とトルコ」がここ船の科学館で開催されています。

チビ助も缶バッチを作ってもらって (^^/


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このところの暑さのため

お散歩も控えていたので体力を持て余し気味のチビ助は大はしゃぎ!


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羽田16へのアプローチ中の飛行機を見ては 「アゥゥー」「おぉぉーー」

早く喋る様になってくれれば・・・


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今回のお目当ては"羊蹄丸"

かつて北海道と本州を結ぶ鉄道連絡航路として運行していた青函連絡線です。


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何故かイルカがあり

無料で乗れます (^^

チビ助 お気に入りのようでした。


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昭和30年代の青森駅の様子を体感できる「青函ワールド」では

人形に恐れしがみついて離れない (何という怖がりなのか トホホ・・・)

確かに妙な怖さがあり、それ以上にマネキンが描くストーリー性が私には感心させられたのです (^^



そして、この青函ワールドの展示場所は 車両甲板!!

この展示のあり方も楽しませてくれる事請け合いですが

広い車両甲板も見てみたかった。。。


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操舵室だって入れます!

チビ助よりも私が楽しんでいる!?


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あっという間に陽が傾く季節になってきましたが

まだまだ暑さは・・・


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操舵室後方から隣に係留されている”宗谷”を望むと

小さい!!

よくもこの船が南極へと向かったものだと思います。


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大はしゃぎのチビ助

帽子に付けていただいた缶バッチもお気に入り


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大人には許されない我がままし放題の存在なのに

元気な笑顔を見ると

コチラが楽しくさせられる (^^



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羊蹄丸アイス これが何とも懐かしい味ですぞ~!

船の科学館に足を運ばれた際は、是非ともご試食あれ (^^/


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これまでクルマ仲間の集いや個人的にも何度か訪れていたここ船の科学館

新発見が一杯でした!!

港内交通管制室も窓越しに見れましたよ~

次回は展望室へ行ってみよう!!



半日では楽しみきれない施設です。




   船の科学館



駐車料金がもう少し安ければ最高なんですが・・・








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初スバルです。

 

今回も巨大なウィング!

でも、新車のマキシムコートですので撮りハズ必要性はナシ (ホッ!!

これだけで車名判りますか?


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スバル インプレッサ WRC STI

水平対向4気筒DOHC16バルブターボ 308ps

日本が誇るべき水平対向エンジンを搭載した1台です。



おっと! 右のカテゴリーを見てみると

初のスバル車ではありませんか!!


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こうやって写真に収めると

この色 はっきりと好き嫌いが出そうですが

鮮やかな青です。


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日本のクルマが面白くなるには

こんなクルマが増えてこないと、、、


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AT限定免許の取得者が増える中

6速マニュアル!


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でも、

新車の場合、私が紹介出来る話が・・・







この話の締め方が分からない。









マニアックなクルマの方が、ブログのネタには向いている事を痛感いたしました (^^














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このサイズでキリギリですねん!


3代目エスカレード ESCALADE(GMT900)です。

ホンマ どデカイですわ~~~

5140×2010×1910mm

普段扱いなれた560SELより全長は2cm短いと言うのに

ピットに入れると・・・

狭っ!!



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水洗いを終えて、マスキング

この写り込み見てくださ~い!!


10人中9人は 「これならOK!」でしょ~

100人中97人は 「これでOK!」だと思ってしまうほどのコンディションです。


でも、オーナー様は気に入らない。。。


そう! これは作業前の状態でんねん (^^)


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ルーフ磨くのにも脚立を登ったり降りたり。

蛍光灯って ケッコウ熱持つんですね~ (体感しました

ルーフの板が補強のためプレスラインがあるし

ルーフレールはあるし

みがき屋いじめのルーフです (^^


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入庫時の程度がイイ上に

あまりのデカサに圧倒され時間配分ばかり気にして

写真撮り忘れて・・・

最も、写真では到底表現できないレベルだが。。。



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ドアを開くと

ウィィ~~ン ステップが出てきます。

ここはワコーズのスーパーハードで (違い判りますでしょ~



もしも、このステップが無ければ・・・

大半の方は、よじ登るようにして乗車しなければならないでしょうね。


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メーターは凄くシンプル!

この手のSUV しかも黒

1万Km以上を走ってもこのコンディションは凄い!!


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このエスカレードの広さは一度体験した者にしか判らないハズ!

本当に広く 「ゆとり」です。


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このサイズのクルマで

ゆっ~くりと家族で旅行できれば最高でしょうね (^^/

V型8気筒OHV 6162cc 409ps/57.6kg フルタイム4WD

どこへ向かっても怖いものナシ!!



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出来れば秋の海道をエスカレードでのびのびと走ってみたい

そんな妄想とともの作業でした!!  (^^/












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みがきに変わりはナシ!

 




これはクルマ仲間の奥さんの愛車

チョイトキテマス。。。


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でも、キチンとみがけば (^^


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水洗い、粘土掛け、ポリッシング

この工程はどんなクルマでも変わりはありません。




ただし、どこまで研き込むか・・・

これはオーナー様との相談です。


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ミラー腋のウェザーストリップには水垢がこってり


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これなら様になるでしょ~


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ウゥゥゥーーーー

強烈ですね~


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これでご勘弁ください! (^^/


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クルマが小さいから研く面積は少ない。

しかし、研きの本質はポリッシャーを持つ部分なのか?

多少面積が広くなってもポリッシャーを握っている時間はさほど変わらないのです。


手間が掛かるのはフチ!!



そこをキチンと仕上げなければキレイに見えないことは皆様も十分にご理解いただけるはず。



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新車時の価格が高いから みがきやコーティングが高い!?

そんな べらんめえな事はありません!!



手間が掛かった分の時間に対するお足を頂戴するのが本筋。

反対に安くと言われれば手を掛けられない部分も出る。



当店の価格表はあくまでも目安としてください。

仕上がりの行方は、オーナー様と作業を任せていただく私との密談で決まります (^^)


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このダイハツのコペン

面白い車ですよ~~~


本当はオープンで走りたかったけれど

いくらクルマ仲間とは言え事前にOKを貰っていなかったので

開放感は楽しめませんでしたが

走りは楽しめます。

ムー○やワ○ンRなどより 断然楽しい!!


こんなクルマがふえてこなけりゃ~

日本のクルマ文化なんて・・・



見せ掛けの豪華装備と合理性だけの追求が多いなか

無駄や贅沢がない文化は文化と言えるのだろうか???













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9月です。

 


先日品川にある某ホテルで行われていたプラレール展

プラレール 何とも懐かしい響きですが (^^

行って来ました。



プラレールもずらりと並ぶと面白い!

チビ助に託けて嵌らないようにしないと (^^)


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隣ではHOゲージの走行が見れました!

でもジオラマの方が雰囲気はあるなと思いつつも

フル編成の列車は迫力あるな~



ダメダメ!!

クルマだけでも手一杯でやりきれないのに

これ以上趣味を増やしては。。。


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レトロな街を再現している処で

何とも懐かしい看板を発見!!



私が子供の頃、木製の壁にあったヤツです。




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今日からいよいよ9月。

残暑厳しさが続きますがお体ご自愛くださいませ。




夏休みに汚れてしまったクルマのクリーニングはお任せくださいね!





でも、いつまでこの暑さ 続くの~~~~~!!












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プロフィール

田村 隆司

Author:田村 隆司
東京の江戸川区にある
車みがきのプロショップ 
Grade-UPの店主の
作業とドライブと諸々の
日記で御座います。

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