フチ 大切なんです。
クルマに求める美しさは、そのクルマのオーナー様に依存します。
全てのオーナー様の要求を満たす事は非常に困難です。
そして、使用形態や保管状態も異なる。
そのような事を踏まえた上で
私が行えることは、私の持つ基準により作業となります。
コレではダメなのです。

ネルにヘラを被せて優しく何度か撫でる。

たったそれだけでこの様になります。
しかし、たったそれだけを車両1周すると・・・
これは行った者にしか判らない。

継ぎ目と言う継ぎ目全て

これで良しとなる。

ドアミラーも閉じると・・・

これで良しとなる。

ウィンカー埋め込み型のドアミラー
これは本当に進化した形状なのだろうか?
境目が多い分だけ汚れは付着し易い。

これは完全に退化した部分。
かつてのメルセデスではもっとクロームメッキは厚かった。
新車から2年足らずでこれほどまでに錆が浮くとは、、、

それでも磨けば元に戻る。

最近流行のマフラーエンド
輝いていると美しいが、汚れているとみすぼらしい。

W221 最も新しいメルセデスのサルーンですが
本当に進化しているのだろうか?
その動力性能や制御は確かに進化しているように見える。
がしかし、ショーファードブリンとしては頂けないリアドアのライン。
W220はよりは改善されたが・・・
これではオーナーの乗降の際、ショーファー(運転手)は神経をすり減らすであろう。
進化の中で、流行に左右されない普遍性は求められているのだろうか?

売れれば良い!
企業が利益追求する姿は決して誤りではない。
しかし、そこにエコロジーという言葉を安易に使うべきではない。
ビン入りの飲料が、ペットボトル入りとなり
詰め替え用にはアルミパックとなってきた。
ビンは耐久性が高い上に、リサイクル率は驚くほど良い。
そして、ペットボトルもリサイクル率が上がってきている。
しかし、アルミパックは?
クルマの業界のエコロジーとは
耐久性能の向上には無縁であってよいのか・・・

ビンは割れるまで 欠けるまで使い続けられる。
かつてのメルセデスも同様。
しかし、プラスティックと同様になったクルマ
その寿命は確実に短いはずである。
国産車においては・・・
本当のエコ その本質をきちんと見据える得るべきでは。。。
私も自分の仕事の本質を見失わない様にしなければならない。
ただのコーティング屋にはなりたくないから・・・ (^^)


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