標準作業とそうでない作業の違い
価格表に示しております施工工賃は標準的作業における価格です。
標準的作業 この定義は部品を取り外す事無く
フチなどの仕上げを完全に行わない作業となります。
上記の表現は、これから作業を依頼しようとしている方には
不安を増大させる表現かもしれませんが
少しお時間を頂戴し、ご一読いただければ ご理解とご納得が頂けるとか存じます。
例えば、エンブレムの周囲に着いた水垢。
新車ならば、水垢など付いていない。
5年落ちのクルマならば、その水垢はさほどの手間も無く落とせます。
がしかし・・・
20年落ちのクルマ 水垢もガチガチに固まり 容易に落とせない。
10年を過ぎたクルマであれば
出来るならばエンブレムを剥がして作業を行いたいのです。
きちんと磨いた塗装は、スベスベでツルツル
当然、汚れの付き方も違います。

ウィンドウォッシャーノズルの周囲も
サイドマーカーの周囲も同じことです。
メルセデスの場合、ウォッシャーノズルはヒーター配線もあり
脱着に30分は要します。
サイドマーカーは、硬化した樹脂の爪は5割以上の確立で折れます。
そんなことも十分に踏まえた上で
オーナー様にご案内すべきものだと私は考えております。

下の2枚の写真を見比べてみてください。


わずかにマフラー出口のススが取れているだけにしか見えませんが
手で触れた時の感触は違い
それ以上に、今後5年10年と時間が経過するとその違いは歴然とすることでしょう。
金属研磨剤の表面保護成分が働くか それが無いかで
錆び方や汚れ方は異なってきます。
日頃 手を掛けていないところだからこそ
みがき屋が手を掛けるところだと考えます。
時には、表面上は何でも無い。
しかし、触ると普通ではない事もあります。
下の写真は、アンテナガスケットですが
表面部分だけ交換され
水がトランク内に入らない様に取り付けられているブッシュは
腐ってグサグサ。
その存在の価値が無いまでになっていても
中古車販売店は見てみぬ振り
表面 見てくれだけを取り繕っていた例です。

自分が気になるところは
オーナー様も気になると思うのです。


チョットした部分でしょ~ (^^)
このチョットが積み重なると
クルマの美しさのバランスが崩れてゆく。。。
普段、車を使っているときに見えない部分もあります。
ドアを開けてしゃがまないと見えない部分ですが
見えた時に がっかりする。
何かひとつの作業を行うに当たり
養生の仕方も変えなくてはならず
時間ばかりが過ぎますが
抜かりなく!! そう考えると妥協できないことも多く在ります。

ルームクリーニングにおいても
普段 まずは開けない部分も手を掛けてあげる。


上の2枚の写真は、標準作業です。
古いクルマであればあるほど
メッキ類は多くなり
その光沢との対比でバランスが成り立つので
費用が生じても 普段手の掛けていないところまで手を掛けてあげたいのです。


そこで生まれる差は、極僅かかも知れませんが
年月を経て生じる差は大きいと考えます。
10年後 手に入らない部品となっていたら・・・
そんな思いも私の中に在るのです。

上の部品は、下の写真のドアの肘掛部分の飾り金具です。

クルマがキレイ
その事に興味の無い方にとっては
完全なる無駄使いに見えるでしょうが
そこに価値観を見出せるオーナー様にのみ
ご提供できるサービスです。
出来るだけ新車時のコンディションに近づけ
そのコンディションを出来るだけ維持できる 維持しやすい方向性を望む施工。
それは私の店 Grade-UPの目指すところです。
私自身 ドライブが好きで
現在持っているW126から離れる事が出来そうにもないので
このクルマのコンディションを如何に維持するか・・・
私の好きな 薄暮の時間の高速ドライブを今しばらく楽しみたいからです。

オーナー様の気になるところ
遠慮なくお伝えください。
フェチ 大歓迎です (^^//
私がそうですから・・・
そして施工内容に関して 無理 無茶も言ってみてください。
出来ること 出来ない事もありますが
言うのはタダですから
もしも、私が出来た時
私は新たな技術を身に付け 一回り成長できるでしょうから
ご一緒に真剣に検討します。
オーナー様の拘りが この店を成長させてくれたのが現実です。
チョット異色で マニアックな部分もありますが
クルマ好きならご理解いただけるか存じます。
この記事がお気に入って頂けたら ポチッとお願いいたします。
↓ ↓ ↓


グレードアップのホームページ

スポンサーサイト
Comment
コメントの投稿
Trackback
http://gradeup.blog39.fc2.com/tb.php/1175-fc9efa24