E36 325i カブリオレ No,7
1工程目の研きを終えた後
何故その後に磨きを掛ける必要があるのかと言う質問を受けることがありますので (^^)
これは1工程目の研きでは
粗いコンパウンドを使用するため
このまま屋外にクルマを出すと
バフ目 オーロラ と言われるバフが通った跡がはっきりと出てしまいます。
そのバフ目を消すのと同時に
更に光沢を引き上げて行くのが目的です。

塗装の上にコンパウンドを載せる。
そのコンパウンドは拡大すると コンペイトウ(金平糖)のように
尖った足があり
その足が バフで押さえつけられ 塗装を削ります。
出来れば 頭の中でご想像頂ければ幸いです。
ここで削ると言っても
その深さは数μmです。
サランラップの厚さ以下です。
こう言えば研いて塗装が薄くなる心配を過大に考えなくてよいことがご理解いただけるかと (^^//

1工程目で使うコンパウンドは
硬くて 尖ったものですが
2,3,4工程と進む時には
より柔らかく 崩れ易い 尖りの少ないコンパウンドに変えてゆきます。
2工程目以降は
塗装を削るよりも
前の段階で作った傷を消す作業となるのです。

この為 面倒で 時間も掛かりますが
多段階の工程を踏んで
徐々に光沢を引き上げる作業が必要となります。
映り込みは 1工程目で決まり
その後の工程は光沢を引き上げる作業となります。

全体のバランスの中で
フチの存在は非常に大きい。
例えばこのサイドマーカー
ワックスの跡が 光沢ある塗装の中で目立つようになる。

古いやり方のクリップですが
これは安心して取り外せます (^^)
爪折れの心配がない!!

キレイに洗って 組み付けます。

ラインが滲まない
樹脂の色と塗装の対比があってこそ キレイだと感じる。

これら全てが手作業だから
時間が掛かります。
出来るならば
工場からロールアウトした時に 近づけたいのです (^^)
塗装に凹凸がなければ
汚れも付きにくいのです。
コーティング 云々よりも
素肌美人 素敵でしょ~ (^^//
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