W123 300TDT No,7
取り外した窓下のアルミモールです。
しっかりと表面がくすんでいます。
これはアルミが腐食しているのではなく
表層のクリアが腐食しているのです。

ケミカルを使用して クリアを抜き取ります。

この様にケミカルが反応して クリーミーな泡が出てきます (^^)

ケミカルの反応時間を待って
キレイに そして十分に洗い流して
金属研磨剤で磨きます。

これまで金属研磨剤で磨けなかったのは
クリアが存在していた為です。
樹脂を金属研磨剤で磨いても歯が立たないのは理屈です (^^)
クリアの存在が無くなり
金属を直接磨ければ アルミが再度曇っても簡単にその曇りを取り除けます。

この手法は Grade-UPだけのものです。
色んな酸に漬けたり
アルカリ溶剤に漬けたり
色んな事を試して現在の形が出来上がりました。
大量なる無駄な時間と溶剤
誰も挑戦する事ない事例を
自分の中で解釈し 試行錯誤の中で
全く無心で追い掛けた時間でした。
クリアの表層だけの腐食ならば他の手法もありますが
錆のように深くまで腐食していると
このクリアを剥離する手法を用いるか
もしくは、新品を入手するかありません。
10年前に雑誌で紹介されていますので
時間があれば 古本屋で探してみてください (^^)
表紙だけで良ければこちらで (下のほうです。)
雑誌掲載履歴

外装のみがきに入る前に
下準備として
ボディーに残ったサイドモールのクリップを取り除きます。

手抜きの再塗装の証です (^^//

クリップは全て新品に交換しますので
リベットの頭を落とします。

ヘッドライトも取り外して
この穴 どう思います?
レンズが曇る原因となるはずなのに・・・ これが私の考えです。
私からすれば 有り得ない取り付け方をされています。

前後バンパーも抜き取って

マスキングを施して
外装の下準備は完了です。


価格表における標準的作業では
付いているパーツを外す事は稀にしかありません。
車種によっては取り外したいパーツが取り外しづらい事もあるので
その車種固有の値段を表示することなど出来ないのです。
更に古いクルマでは、回らないボルトさえ出来ます。
そんな大人の世界です。
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