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W123 300TDT No,7

 




取り外した窓下のアルミモールです。

しっかりと表面がくすんでいます。




これはアルミが腐食しているのではなく

表層のクリアが腐食しているのです。


DSC07481-1250.jpg



ケミカルを使用して クリアを抜き取ります。


DSC07485-1250.jpg



この様にケミカルが反応して クリーミーな泡が出てきます (^^)


DSC07483-1250.jpg


ケミカルの反応時間を待って

キレイに そして十分に洗い流して

金属研磨剤で磨きます。


DSC07509-1250.jpg


これまで金属研磨剤で磨けなかったのは

クリアが存在していた為です。




樹脂を金属研磨剤で磨いても歯が立たないのは理屈です (^^)




クリアの存在が無くなり

金属を直接磨ければ アルミが再度曇っても簡単にその曇りを取り除けます。


DSC07510-1250.jpg




この手法は Grade-UPだけのものです。

色んな酸に漬けたり

アルカリ溶剤に漬けたり

色んな事を試して現在の形が出来上がりました。



大量なる無駄な時間と溶剤

誰も挑戦する事ない事例を

自分の中で解釈し 試行錯誤の中で

全く無心で追い掛けた時間でした。



クリアの表層だけの腐食ならば他の手法もありますが

錆のように深くまで腐食していると

このクリアを剥離する手法を用いるか

もしくは、新品を入手するかありません。



10年前に雑誌で紹介されていますので

時間があれば 古本屋で探してみてください (^^)

表紙だけで良ければこちらで (下のほうです。)

  雑誌掲載履歴



DSC07543-1250.jpg



外装のみがきに入る前に

下準備として

ボディーに残ったサイドモールのクリップを取り除きます。


DSC07513-1250.jpg




手抜きの再塗装の証です (^^//


DSC07514-1250.jpg



クリップは全て新品に交換しますので

リベットの頭を落とします。


DSC07516-1250.jpg



ヘッドライトも取り外して

この穴 どう思います?

レンズが曇る原因となるはずなのに・・・  これが私の考えです。



私からすれば 有り得ない取り付け方をされています。


DSC07521-1250.jpg



前後バンパーも抜き取って


DSC07537-1250.jpg




マスキングを施して

外装の下準備は完了です。



DSC07538-1250.jpg
DSC07540-1250.jpg



価格表における標準的作業では

付いているパーツを外す事は稀にしかありません。



車種によっては取り外したいパーツが取り外しづらい事もあるので

その車種固有の値段を表示することなど出来ないのです。



更に古いクルマでは、回らないボルトさえ出来ます。



そんな大人の世界です。











 
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プロフィール

田村 隆司

Author:田村 隆司
東京の江戸川区にある
車みがきのプロショップ 
Grade-UPの店主の
作業とドライブと諸々の
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