出来ること 出来ない事 No,2
みがき屋には出来ない事も数多くあります。
例えば
この塗装のクラック
どんなに磨いても 研いても 消えることは無い。
ただし、この薄くくぐもった塗装の光沢は取り戻せます。

蛍光灯が写り込んでいる部分
再塗装の際に エアーが噛んだ跡
コレもみがきでは対処不能です。

ウェザーストリップが切れている。
これも過去に行われた再塗装の際に
マスキングテープを貼られて
それを剥がす時に 遠慮会釈無しにマスキングテープを剥がす時に生じた
人為的なものだと思われます。
そして左斜めに走る線キズ
コレは傷が深過ぎて みがきで対処できる範疇を大きく逸脱しています。
みがき 極浅い傷ならば修復可能なのですが・・・

このウェザーストリップも
引きちぎられ、マスキングテープと共に捨てられたのでしょうね。

右半分を研いたボンネット

1工程目のみがきを終えた状態。

実用車においては
ベストを目指す事が不可能な事もあります。
ベストを目指すと、再塗装 部品交換 の必要が生じるから・・・
しかし、現状より
ワンランク上のコンディションに引き上げることは可能です(多くの場合)
腐っても鯛 の例えの様に
本質を失っていなければ みがきで2~5m離れた位置から見た時
粗が見えないような仕上げ方もあります。
しかし、
腐ったらゴミ。
錆 塗装の剥離現象 などが生じていたら
高額な修復費が掛かります。
通常の実用車ならば、その固体を修復するよりも
別の固体を探すほうが安いことが多い。
でも、それが出来ない車も存在しますので
その線引きの判断はオーナー様の目指すところに拠ります。
この様な判断を 利益優先ではなく
オーナー様と同じ クルマ好き目線で相談して頂くことは
私の仕事の一つですが
現車を見ずしては 何の判断も下せません。
電話だけの相談 おそらくは時間の無駄使いとなることを
ご理解下さい。


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