W124 300TE ルームクリーニング No,10
さて、完成状態をご覧頂ければ

背もたれの生地に対して
座面の生地の黒ずみがお解かりいただけるかと
乾燥時、生地の裏のウレタンチップから出てくる
汚れを吸い出しながら乾燥するため
この様になってしまいます。

この汚れ 土の汚れです。
フロアカーペットを洗っていると
そのクルマの使用環境が垣間見れます。
一時的な駐車場所では在り得ない汚れを示すからです。
海によく行く方は、砂汚れが酷い。
コンクリートやアスファルト舗装されている駐車場を使っているクルマでは
このような汚れは見れないのです。
砂汚れは落ち易い。
しかし、皆様もご経験あるとは思うのですが
運動靴で土の汚れが染み付いてしまうとなかなか抜けない。。。
今回の場合、土の細かな粒子が
ウレタンチップに相当量 含まれているのではないかと想像します。
乾燥する時に、水分と共に表面に土の成分まで現れるから
根本原因となるウレタンチップの洗浄が必要と考えるのです。
もしも、時間と暇とお金に余裕があったらならば
一度シートをバラして
表皮のみを洗ってみたい (^^)
バラす事で、シートの内部のヤシ材を濡らす事無く洗えれば
心置きなく作業が出来る。
ヤシ材 あまり濡らし過ぎると強度が落ちて
ボソボソになってしまう。
キレイになったが、シ-ト内部がヨレヨレでは
本末転倒です。
でも、表皮を外して 洗って 生地が縮んだら どうしよう (^^/
組み付けるのに 青い顔して 嫌~な汗をかきながら
作業する自分も想像できるのです。。。
生地の内部にウレタンが無い部分
そして、ウレタンチップに含まれた汚れが少ないところは
スッキリ感が出ています。
この事はオーナー様にご説明さし上げて
今回は、ココまでの作業となりました。


シグナルレッド ベージュベロア
貴重な組み合わせだけに
今回の私の至らなさが悔しいですが
オーナー様は、入庫時の状態から大きく変化した事を
喜んでいただけた事が救いです。

もっと勉強しなければなりません。
まだまだ至らないみがき屋のオヤジです。
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