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W116 450SEL 6.9 No,46

 


本日より お題を少し変えて

このクルマの肝の部分 公開します!!!





W116 450SEL ならば普通のクルマですが

このクルマは 「6.9」が後ろに付きます。

1975年から1981年まで 製造された7380台のうちの1台です。

現存する 6.9 何台あるのでしょうか?

そして、普通に走れる 6.9 は・・・

本来の姿と機能が発揮できる 6・9 は・・・





さて、

下の図が、このクルマのサスペンションシステムの全てです。



1.png



お判りいただけますでしょうか?

このおスペな構造!!

どれ程 奢られた構造なのか

ご紹介してゆきます (^^//






図6のフロント用のレベルコントローラーです。

コントロール用のロッドが フロントスタビライザーと接続されており

常に、車高を一定に保ちます。


DSC01319_R.jpg



ほとんど崩壊しているブッシュ。。。

取り外してみると



DSC00123_R_2015050203184897d.jpg



コントローラーのブッシュ グズグズです。。。

ブッシュのみの供給は終了しており。

新品のレベルコントローラー 1個 23万円也!!!!!

前後とも入れ替えると・・・

ムリ 無理

当然、買える筈もない。。。


DSC00122_R.jpg




オイルタンク と プレッシャーレギュレーター&車高調整用のアジャストスイッチです。

写真右側に繋がるワイヤーは、運転席のハンドル奥のレバーに繋がっています。

3段階の高さを選ぶことが出来ます。



DSC01309_R.jpg



リアのコントロールバルブ

W123 W124 ワゴン  W126のSEL(一部を除く)SECで使われているシステムのご先祖です (^^)



DSC01432_R.jpg




しかし、通常のモデルと大きく異なるのが

コイルバネを使用せず (← ココ 重要です! テストに出ますから・・・)

油圧のみで 全てのサスペンション機能を持たせていることです。



ちなみに ショックアブソーバーとは呼ばず チューブショックと呼ばれています。


DSC01435_R_20150502031936571.jpg



上のアキュムレーターが図4に当たります。

これは、運転席の車高調整用レバーで操作した時に働きます。



そして、下側のアキュムレーターは左フロント用 図11です。




DSC00330_R_20150502031852089.jpg




アキュムレーターを取り外すと

完全に抜けております。



このアキュムレーターは、内部にガスと 仕切りを隔てた部分に油圧発生装置から送られた作動油が満たされており

ガスが膨張・収縮する事により、チューブショックに掛かるオイルの圧力をコントロールして

その独特の乗り心地を生み出します。


DSC00350_R.jpg



コイルバネの無い 独特の構造。

その乗り心地は、流行のエアーサスペンションなどとは比較にならないスムーズなものです。



試走して 店の前で 私と白Sさんがこの6.9から降りると

「プッシュゥゥゥ-----」

重すぎる二人の体重が無くなると

当然 車高を保つ為にコントロールバルブが開くのです。



フル加速を試みると

リアが グッと下がり始めると

油圧が掛かり 持ち上げようとする。

同時に、フロントは大きく持ち上がります。

コントロールバルは、下げる為の回路を開きますが

6900ccの排気量が生み出すパワーの前では

すぐさま車高は下げる事が出来ません。

やがて、加速を終えると、フロントに車重が掛かり始めると

コントロールバルブは、上げる為の回路を開いて

ボンネットは、じっくりと浮かび上がって来ます。





道の「うねり」を超える時も

コイルバネとは 次元の違うしなやかさを見せ付けられます。

前後、そして左右のチューブショックが、確実に路面を捉えようと動いていることが

シ-ト座面を通して、乗車している人に伝わります。




高速でカーブに入ると

当然ですが、外側は一旦沈みます。

しかし、そこからジワリと持ち上げられる感覚。

ご理解、ご想像できますでしょうか?



DSC00610_R_20150502031920d6e.jpg



これは 乗ったことが無い人には

絶対に理解できない世界です。




特許を持つシトロエンの それとも味付けが異なるのです。

ただ柔らかく 柔軟なシステムではなく

シッカリと大地を捕まえながら

「しなやかさ」 を持たせた設計です。




エンジンで発生させる油圧、それが配管を通り

コントロールバルブで流入量を調整され

アキュムレーターに送れ込まれ

チューブショックが、しなやかに動く。

それらを繋ぐ配管&分岐は全て金属製。

シトロエンの様に、チューブ 樹脂パーツでの分岐はありません。

唯一、アキュムレーター と チューブショック を繋ぐ部分が耐圧ホースです。




素晴らしいハイドロシステムです。



しかし、作業者にとっては面倒の連続です (^^//

そして、私 どえりゃ~経験もしました!!

明日からは、そんなお話を・・・






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プロフィール

田村 隆司

Author:田村 隆司
東京の江戸川区にある
車みがきのプロショップ 
Grade-UPの店主の
作業とドライブと諸々の
日記で御座います。

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