推して知るべし
古いクルマ仲間 O氏が 3台目となるW126を手に入れたのですが
エアコンが効かない。。。
この時期 エアコンが効かないクルマ 乗る気が失せて当然!!
しかし、買って直ぐ ガスが抜けてゆく事に気付く。
これはリーク(漏れている)の事実を知りながら
ガス充填だけを行い 販売されたと言う事ではないでしょうか?
真空引きをして
蛍光剤を入れて
ガス充填。
暫く様子を見て
どこから漏れているのか 調べる事となります。

コンプレッサーを覗いたたついでに (← ここが私のお節介な性格)
ステアリングナックル 下部のジョイト ブーツ 完全に切れています。
これでは車検も通らない。

エンジンダンパーのラバーバッファ(ゴム)
完全に変形しているものが見受けられます。
某整備屋さんで ダンパー交換したそうですが
私には理解不能!
私ならば
まずはオイルまみれになっている理由の追求
そして、エンジンマウント2個 ミッションマウント1個
ダンパーを交換するならば ラバーバッファを含むリペアキットが必要だと判断します。

ステアリングギアボックスから出ているピットマンアーム
そして、ドラックリンク タイロッド です。
これらのボールジョイント ガタが有り過ぎでした。
このジョイントに遊びがあると
タイヤがブレます。
ハンドルをどんなに固定しても
その先のリンケージで 遊びがある状態ですので
左右のタイヤは、路面状態に応じて 自由に動いてしまいます。
これで 本質的 乗り味など絶対に得られるものではない!!

これがステアリングリンケージのピクチャです。
クリックして頂く方が見やすいかと存じます。
17 タイロッド (左右1本ずつ使います)
38 ドラッグリンク
これらの両端にボールジョイントが付いているので 上記の3点を交換。
そして、同時に
53 中間レバーリペアキット(アイドラーアーム リペアキット)
これもガタが生じる部分なので 同時交換をお勧めします。

下のピクチャ
8 ボールジョイント(ステアリングナックル下部)
これにガタが生じているならば(ブーツ破れではなく)
その周囲のブッシュ類も 同様に変形・もしくは劣化していると想像することは容易い。
47 アッパーアーム
私ならば同時交換をお勧めします。
ステアリングナックルを外したならば
ついでに、ロアーアームのブッシュ そして サポートジョイント(ブレーキサポート)の交換
サポートジョイントを支持しているベアリング 2個
アッパーアームを交換するならば
その先に繋がるブッシュは、スタビライザーのブッシュ2個だけなので
これも同時交換をお勧めしま。

W126 既に最終型の91年式でも
24年落ち 四半世紀前のクルマです。
まともに整備されて
販売店の車両仕入れ価格
そして、販売店の利益を乗せると
車両価格は おのずと150万円以下と言うクルマは存在し得ないのではないでしょうか?
内装と外装だけを判断基準として買った場合
そこから先に待っているのは、多大な整備費用!
多大と書きましたが、それは車両購入価格に対しての費用であって
新車のクラウン(中級グレード)を買う事を思えば
総額としては 安い買い物かも知れません (^^//
↑ この悪魔のささやきに騙せてはいけませんよ!!
Oさん 見事なまでのサンプル 使わせていただきましたよ!!
きっと 黒Sさん ニヤけている筈です (^^)
お友達が増えたと・・・
余談ですが
雑誌が 褒めて 褒めて褒めまくる W124
実は W126より 整備費は掛かります!!!
それはリアがマルチリンクで構成されている為
5本のリンクの両端にブッシュがある。
ブッシュ 当然ヤレてきます (^^)
ワゴンならば、更に追い討ちを掛けるように
レベライザーまで 付いてきます。。。
さて、その整備に掛かる費用は・・・
私、TEは足だと割り切っているので 知りません (^^//
世の中 何が真実で
何処に嘘があるのか?
大人ならば 見極める能力を持たねば
葱を背負った鴨 になります (^^)
ただし、車検合格レベルで イイんだという方は
もっと安く乗れるのも事実です。
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