R129 SL500
R129 SL500 2000年式 スノーホワイト ( snow white:143)
数少ない後期型のSL500
しかも、走行距離も2万Kmに達していない!!
素晴らしいコンディションの1台でした。
≪磨く前でもこの状態≫

薄い汚れのベールを剥がし
じっくりと磨きこむと
本来あるはずの艶と光沢が蘇る。

角度を変えてリアからの眺めでは
≪磨く前≫

≪磨き後≫

程度が良い車だと、この場では表現しきれない。
現実にこのクルマに触れたオーナーさんと私だけの楽しみかもしれません。
これほど程度の良い車でさえ
10時間以上ポリッシャーで磨き
ココからが、極上へのスタートラインです。
入庫時の手を加えなければならに箇所をピックアップすると
ナンバー取り付けプレートの周囲

バンパーの隙間の水垢

レンズ下の水垢

ウォッシャーノズルの周囲の水垢

ゴムモール周囲の水垢

過去に磨かれた際に残されたコンパウンド

サイドマーカー周囲の水垢

パネルの切れ目の汚れと水垢

スリット内の水垢

ドアのヒンジ廻りの汚れ

サッコパネルとボディの間に入り込んだ汚れ

サッコパネル内側の汚れ
上げてゆけばキリがないが
全てのパーツの津奈木には汚れと水垢が付着している。
コレを、丁寧に取り除く事が必要される。
根気だけの作業ともいえる。
時間は掛かるが
仕上がったときは
クルマの表情は一変している。
死角のない美しさ。

この下の写真で、窓上のゴムモールの上に
コンパウンドのスジが付いているのが見て取れる。
これはマスキングテープのフチに積もったコンパウンドです。
コレは推測ではなく、事実として残ったいい加減なマスキングによる
磨きが行なわれた痕跡です。
マスキングテープの下は、磨けないのだから・・・
そして、その後すべき処理もなされていない。

コレが当店で極上仕上の際に施すマスキングライン
ギリギリ隠れるラインです。
このマスキングを行う為には
水洗い後の完全乾燥が必要となる。
ゴム類は少しでも水分があると
マスキングテープの糊が乗ってくれないから。
まともな作業を行おうとすると
必然的に時間がかかってしまう。

取り外すべきパーツは取り外して作業を行う。

中途半端な仕上は、このオーナー様は許してはくれない事を知っているから。
そして、そのためには時間がかかることもご存知頂いたいている。

ドアミラーの隠れた部分もである。

コレが本来あるべき姿。

そして、下も綺麗に。

求められているのは
ポリマー加工を行ったと言う事実ではなく
本来ある姿にリセットされた車の姿。

安くではなく
必要な作業には、必要な時間を掛けても良いと
判断していただける事。

出来る限り 新車に近づける
それが私に課された課題。

私には手の出せない部分
取れないキズだけが残る。
それは、みがき屋の作業ではなく。
塗装屋さんの仕事だけが残る。

通常では無駄とされても仕方のない作業。
でも、オーナー様の望みが判れば
それを具現化するのが私の仕事です。

これほどコンディションの良い車でも
磨き作業を含めると25時間時間ほどの時間を要しての
外装の仕上となります。




本物のみがき と ポリマー加工 車内清掃

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