MB C280 リセット作業
1993年式 C280 ブルーブラック(199:metallic blue-black )
まるでピントの合っていない写真のようですが
これが入庫時の現実の姿です。

ルーフの先端を少しアップで撮影しても、この通り! ヒドイことに、、、

ウッシャーノズルを取り外して 研きの準備です。

ナンバープレートの台座も

トランクパネル右半分の研きを終えたところです。
厳密に言えば、この時点では研きではないのかも知れません。
余分なコーティングを削り落としている!! のです。

研き前の映り込み。

本来この車の塗装の持つ映り込みに戻した状態。

余分なコーティングと先に書きましたが
現実的には、百害あって一利ないコーティングです。
コーティング層そのものが劣化して発色を阻害し
そのコーティングを剥がすにも手間取る。
ロクでもないコーティング剤が氾濫している事を明確に物語っています。

簡単施工 一発施工などと謳う
塗ると、ツルツルになり、光沢もアップする!!
便利そうだが、最もキケンな商品です。
合わせて、材料メーカーの謳い文句に踊らされている 施工店のコーティングも危険。
一時的には誤魔化せても
本質的な的を得ていないものばかり。
無用な厚みの樹脂質をコンパウンド剥がすのは
楽な作業ではない。
素人には到底無理な作業である事を付け加えておきます。

何とか余分なコーティングを剥がして
研き始めると、本当の輝きと光沢を見せてくれる。

そして、ここまで復元できた。


厚いだけで役に立たないコーティングは
この様に塗装を侵食させている部分もある。
コーティング層の厚みは、耐腐食性とは一致しないことを示している。

現オーナーさんで3代目となるこのおクルマ
15年間で走行した距離は1万Kmに満たない!!
すごく貴重な車なのに・・・
全オーナーさんが依頼したコーティング屋がこの貴重な車をダメ車に貶(おとし)めてくれた。

長く維持するならば、本質を見なければならない。

研きや磨きでリセット可能な部分と不可能な部分があるから

一度塗れば 絶対日焼けしない 「日焼け止めクリーム」があったら?
そんなものを鵜呑みにして使う人はまず居ないと思いますが
いざ、車に関しては・・・・・
汚れたら 洗う。
傷ついてきたら 磨く。
※ココでは、傷=ヘアースクラッチによる発色低下として下さい。
それが本質ではないかと考えています。

光沢仕上をご希望であったオーナーさんに
現状を踏まえていただいて
その場で部分的仕上を行い
平滑鏡面仕上とさせていただいた例です。
事前にメールもしくはお電話でご相談頂き
おクルマをお持込頂ければ
その場で部分的に磨き
どのようになるなるかをお見せした上でお見積も致しております。
気軽にご相談頂ければ幸いです。
P.S
8月にメールを頂いております 190Eとジャガーのオーナー様
何度かメールを送信させていただきましたが、エラーが生じ返信できません。
受信可能なメールアドレスに変更の上、改めて送信いただければ幸いです。




本物のみがき と ポリマー加工 車内清掃

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