あれを何してくんさい!!
アレをナニして
これでも通じるの大阪弁の あいまい性 と言う便利さですが
曖昧性を出してはいけないのが お仕事。
まずは水洗いの方法ですが
こうしなければ為らない!! そんな方法はありません。
オーナーさんのやりたい方法で洗えばよいのですが・・・
しかし、この方が理に適っている と言う方法がありますので
まず始めは、よ~~~く水圧でボディに乗った砂やホコリを洗い流します。
海水浴に行って、砂がついたままの体をタオルで擦る様なことは誰もしないのと同じように・・・
塗装は、痛がりはしませんが
そのまま擦ると 確実に傷つきます。

カーシャンプーの際は
平面は、ささっと擦るだけでもOKです。
擦るべきところは、ふち フチ 縁 淵 です。
足の指の間を洗うのと同じです!

水切りモール ドアミラーの付け根
どうしても汚れが溜まり、水垢が付着し易いから

出来れば こんな隙間にスポンジを入れながら

雨の日、フロントガラスから ルーフ そして この部分を伝い トランクの脇を通り
雨水が流れるから 汚れているのは当然です。

サッコパネルの溝も 丁寧に

このお車のルーフ 少々ダメージが目立ちます。
イオンデポジッド、発色低下・・・

研いてみると・・・
本当の色とまったく違う!!
劣化しきったコーティングと水垢が、このクルマの発色を低下させていた。
では、どこで本来の発色と違いを比べるか?
Bピラーやリアドアのアーチの戸袋部分は、塗り替えされていなければ
新車時の光沢を維持しているはずです。
一度見比べてみては・・・

ボンネットはオーナーさんが、かなり頑張って磨いたそうです。
ルーフと比べると、断然状態は良い。
これが入庫時の状態。

1工程目
求めるべき艶が出るまで研きます。

2工程目
ここからは、光沢を求める作業です。
徐々に粒子の細かいコンパウンドを使い磨きます。

3工程目
さらに目の細かいコンパウンドと柔らかいバフを用いて

4工程目
仕上げの工程です。
洗いコンパウンドを使用すると
細かなキズが付いた状態となります。
それを消すために、徐々に段階を経ながら極超微粒子コンパウンドで最終段階の磨きを行います。

Cピラーで見比べると




研きではどうにも為らないのが
この塗装にも生じているクラックです。
塗装表面ではなく
下の色層部分で細かな亀裂が生じているから・・・
私どもが出来る作業は、悲しいかな 表面だけに限られています。

フロントマスコットやグリルは金属磨きで磨き バランスを (^^
これはNEVR-DURR(ネバダル)
缶の中には、研磨剤を染み込ませた綿が入っています。
バイク乗りには使い慣れた商品でしょうが
クルマに使われている人は少ないかも・・・・・
ワコーズのメタルコンパウンドは
可変粒子コンパウンドを使っているので
初期研磨力が強すぎ
研磨する材質が柔らかいと
継ぎ足して使うと傷が生じることがある。
でも、このネバダルならば
元々の粒子が細かのでキズの心配はないでしょう。
反面、汚れや錆が酷い場合は落ちないとも言えます。
※可変粒子コンパウンドとは、初期の粒子は粗いが、研磨している間に粒子が細かくなり、
一つの商品で処理できるように開発されたコンパウンド。

ブリリアントシルバーの光沢を取り戻したE280です。

オーナー様へ
来年は、是非奥様もご一緒でアソコのOFF会 参加してくださいね!!
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