500SL 本格的仕上げ No,2
下手な磨きで傷つけられた塗装です。
中古車屋さん お願いですから店先でポリッシャーを使うのだけはやめて下さい。
その行為のために、無用な削りが必要となります。
合わせて、マスキングなしでみがくなどもっての他です。

右側が磨いた面
左側がこれから手を掛ける面
このようなフチが多いほどポリッシャーでの研きにも時間が掛かります。
それはポリッシャーの回転特性によるもので
中央部分の場合は自在にバフを当てられますが
フチに近いところは、回転方向に制限を受けてしまう。

研磨前

研磨後

ポリッシャーにとって 最も苦手なキズは
このような直線のキズ。
フチの汚れを取るためにブラシなどで付けられた傷です。

ポリッシャーに掛ける圧力をコントロールして
キズを取り除いてゆく。

仕上がりはこの様に
※同じ場所の写真を撮り忘れていたので、ドア側ですが参考に

ドアにタッチアップ跡があるが、盛り上がりすぎ!!

盛り上がりすぎた塗料の一部をバフレックスで削ります。
※バフレックスとは、耐水ペーパーの一種だとお考え下さい。粗さは#3000以上の細かなものです。

それでも磨くと真っ白になります。

拡大すると (^^

コレをバフとコンパウンドで磨くと
2~3m離れるとほとんど見分けが付かない状態となります。
タッチアップする際は、完璧を求めすぎないことが必要です。
少し離れて見た時に、ほとんど目立たないならばOKとすべきでしょう。

バフの入らないところは、取り外して

こうなれば、磨けます (^^/


ミッドナイトブルーらしい、落ち着きのある艶と光沢
求めていたのはコレです。

厚みのあるコーティングでは、不自然な光沢が生じます。
出来るだけ本来あった姿に近づける。
それが みがき屋の仕事です。
ソリッド塗装の持つ艶は
クリアソリッド塗装では表現されない。
ましてや厚いガラスコーティングは似合わない。
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本物のみがき と ポリマー加工 車内清掃

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