実は苦手なんです!
正直に宣言します!
スライドドアの清掃 苦手です。
だって、
だって、だって
ドアの内張りが汚れそうで・・・ いつも恐る恐るの作業です。
毎年入庫して頂いてるこのクルマでも
1年でこれだけホコリが積もる。

この戸袋 ど~~~すれば車内に水が垂れ込まないように洗えるのよ~~~!

スライドドアの場合
開いた時、上側と車両候補の汚れも気になる。
ひじょ~~~うに洗いづらい構造になっている。。。

リアゲートは、慣れているので然程気にはならない。

少し頑張れば、この通りです。
水を車内にたらすこともほとんど無いのだが・・・

問題はこんな所です。
奥行きはあるわ、水を流し込めないわ
いつもジレンマに陥りながらの作業となる。
通常のドアに比べると
当然、作業時間が掛かる。
よって、施工価格も上がる。

下準備が整ってからボディーの水洗いを
これが施工1年後のテフロンポリマーの撥水状態です。
意外と? やはり? 全然?
どのようにお考えになるかはこのブログをお読みいただいている方次第です。
テフロンポリマーコートの耐久性は、時間経過もさることながら
クルマの使用・保管状態と洗車状況と洗車回数により
その状態は大きく変化します。

営業車であるタクシーなどの場合は、毎日洗車されており
しかも、コレクターカーのような至極丁寧な洗車はなされない。
このような場合は、コーティング皮膜は1年持たないです。
正反対の例としては
屋内保管、雨の日の走行はない車で
洗車回数が極端に少ないクルマでは、
2年後でも見事な撥水を示してくれます。
≪ 再施工後の撥水状態 ≫

どんなに丁寧に洗車を行ったとしても
どんなに環境の整った洗車スペースを利用したとしても
洗車キズ(ヘアースクラッチ)は生じます。
これがクルマ本来の発色を低下させ
映り込みを悪くする原因で
同時に、コーティング皮膜も傷つけられ、剥がされている。
ここで愚かな考えに張り込まないで頂きたいのですが
硬くて、分厚いコーティングを行えばよいのではないか?
仮に、
ダイヤモンドのような単結晶がコーティング出来れば
その硬度は飛躍的に上がり
傷つきにくいことは確かでしょうが
ダイヤモンドも傷つきます。
※ダイヤモンドをカットするための物質(道具)が存在するのですから、ガラス系コーティング剤
程度の硬度では、その用を足すとは言い切れないと私は判断しております。
(クルマのフロントガラスにワイパーの拭き傷がつく位ですので・・・)
剥がれづらく、傷つきにくい分厚いコーティングはどうか?
ここで無色透明で塗装に喰い付きの良いコーティング剤があったとしたら
残す問題は3点となります。
・鉄板、アルミ、FRP、プラスティックなどの素材の膨張と同じ膨張比率を示すか?
・傷つきにくいは、キズが付かないとは異なるが、容易に剥がすことが出来るか?(再施工性)
・コーティングの喰い付きは良いが、塗装を侵していないか否か?
※熱膨張について行けない表面素材は、クラック(亀裂)を生じさせる。
※傷つけばコーティングを剥がし、磨くしかない。
※塗装を侵すコーティング剤は使えない。
現在、私の知る限り
もっとも安心して使えるコーティング剤はテフロン(4フッ化エチレン)となってしまう。
※現在テスト中のコーティング剤は、キズは付くが、定着と耐久性の向上を求めています。
堅い話となりましたが
私のような みがき屋が行う本質は
如何に手間隙を掛けて、車のコンディションを維持させるか
この一言に尽きると思います。
その典型がルームクリーニング。
ブラシで汚れを掻き出し、ブロアでホコリを噴出して、バキュームで吸い取る。

そして、パーツの1点1点の汚れを拭い取る。
たった1年で溜まったハンドルの汚れがこれです。

オーナー様が、気持ちよく乗れるクルマに仕上げる。
これが私の仕事だと。

材料メーカー主導で
物知り顔で、分子を語り、分子構造式を見せられても・・・
元素の周期律表を何処まで理解し、何処まで記憶しているか?
高校時代には記憶させられたが
早30年経った今、私は何処まで書けるか・・・
それよりも、スライドドアをうまく処理する方法を考えることが先か。。。
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本物のみがき と ポリマー加工 車内清掃

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