300SL 徹底仕上げ!! No,2
何処まで手を掛けるかによって
取り外すパーツも異なります。
今回は、バンパーこそ外さなかったが
その他のパーツはほとんど外すことに
まず初めにナンバーのステーから
早速問題が・・・

フロントバンパーのセンターのゴム
その中にあるステーが腐ってます。(R107では、良くあるパターンです)
クリップも外す前から折れていました。

この部分です。

ヘッドライトも取り外し
パッキンの手配を (^^/
ネジ類は、パーツごとに袋に入れて保管。

フロント周りは完全にバラバラ。

外すべきパーツが外れたら、水洗い。
気になるところはこんな処。

そして、ココも。

シャンプー後に行うのは、ケミカル粘土を使用しての鉄粉と付着した細かな異物を取り除く作業。

入庫時の状態。

磨き上げた状態。

過去に何度か経験した話ですが
他店で磨いた車を持ち込まれ、その仕上がりを評価してくれと・・・
これは、作業そのものの手抜きを評価出来ても
本当の評価は出来ない!!
作業前の状態が判らないから。
ダメージの酷いものは、もちろん手が掛かる。
塗り替えられたクルマだと、その塗装の状態によっては研ける限度も制限される。
そして、どれほどの工賃を掛けたか・・・

ちなみに、この屋根(ハードトップ)の研き&磨きの作業の作業だけでも
5時間を要している。
ただ光沢だけを求めるならば、それほどの時間は必要としないが
艶を求めるとおのずと掛かる時間なのです。
そして、フチを仕上げると、時間は更に必要とする。

ヘッドライト下のカバーも当然みがきます。
ファーストカット後の光沢がない状態が上のパーツ。
みがく前のパーツが下側。

オープンカーにおけるみがきが手間を要するのは
一気に仕上げられないこと。
屋根を開けると、それまで見えていない部分が出てくるから・・・
そのためにキャビンを養生して (^^

ハードトップが重なっている部分は
それを取り外すと、当然みがけていない事が判る。
当たり前の事ではあるが、ここも磨く。

屋根を開けた時、最高の魅力を見せ付けてくれるオープンカー
その本当の美しさを求めると当然必要な作業。

磨くとおのずとコンパウンドのカスが生じる。
過去に入り込んだゴミやホコリもキレイにします。

メッキパーツも光沢を取り戻せば いかがでしょうか?

美しさ
言葉は簡単であるが
その 「美しさ」 を保つためには、どうしても避けて通れない必要な作業があります。
そして、最終的に必要なのが バランス感覚。

塗装面の みがき だけでは到底得られない仕上がりです。

このR107のお話はまだまだ続きます。

本物のみがき と ポリマー加工 車内清掃

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