300SL 徹底仕上げ!! No,4
徹底仕上げ と言うからには
それ相当な仕事でなければオーナー様に顔向けできなくなります。
フロントグリルのインナーもバラして洗浄・乾燥させておいたものに
ワコーズのスーパーハードを
無塗装のプラスティックパーツの質感を出す為

真ん中にあるクロームメッキされた羽根は曇っています。
当然、磨きます。

メッキのダメージは回復できませんが
先端部分の光沢は取り戻せました。

グリルも金属研磨剤で磨き、光沢を蘇らせます。
インナーグリルの羽根の脇などはどうしても汚れている。
※作業前の写真は撮り忘れ! 夢中になると私、これだからダメなんですよ~

これならばいかがでしょうか?

取り外しておいたヘッドライト

反射板の上部が熱で劣化しています。
クロームメッキを施せば回復できるが
メッキ処理に要する時間が3週間ほど必要となるので・・・・・
※どなたか腕の良いメッキ屋さんご存知ではありませんか?
腕が良いだけではなく、仕事も速い職人さんが居てくれればありがたい!!

ヘッドライトレンズ
左が洗浄後、右が取り外した状態。
長年の使用で曇ってますでしょ~
こんな微細かも知れない部分が全体の見た目のバランスを変化させてしまう。

新しいパッキンを用意して

内部の作業は完了!!
後はガラスを嵌めるだけ。

そう! ガラスを嵌めるだけと書けば簡単ですが・・・
新しいパッキンのお陰で、指先の力をフルに使い
必死の作業です。
完全に写真を撮り忘れていました。
こちらはフォグランプ。
見事に曇っています。

ガラスの内側が真っ白!

洗って、磨いて・・・
これで いかがでしょう?

フォグランプの周囲のメッキも曇っています。

ただひたすら磨く!!
そうすれば、元の光沢を取り戻せる。

フォグランプのステー兼裏カバー
再塗装に出していたものが仕上がってきて
艶消しの雰囲気も上手く出せています。

こんな小物パーツの塗装を
快く引き受けてくれ
きちんと仕事をしてくれる所があるから助かります。

リアのナンバーステーです。

脇は当然見えるところとなりますが
ナンバーに隠される部分も (^^
5年後、10年後腐食が出なければと願いつつ作業。

フロントナンバーのステー
何のシール跡?
これも水を含めば、乾燥速度が低下しサビを誘発する原因となるので

剥がして

磨いて

メッキされたバンパーの継ぎ目
ここ 汚れが溜まってます。

ゴム部分との境目の汚れも落として

サイドモールもこの通りの汚れ
このままではラインが滲んで見えしまう。

ビシッとラインを出したが・・・
まともに写せた写真がない!! (泣き

磨き上げたパーツを組み付けて
うわっ!!
ドアミラー忘れてた!!!!!
ここ 凄く大切なところです。

裏側も磨いて

ココに挙げた作業のほとんどが難しい作業ではありません。
外して、洗って、磨いて、組み付ける。
唯一考えるべきところは、金属磨きの特性です。
その金属研磨剤の粒子の特性と保護皮膜の形成成分の有る無し。
時間と場所さえあれば、誰にでも出来ます。
こんな風にパーツを1点1点磨くことで、少しずつ本来の姿に戻るクルマです。

本物のみがき と ポリマー加工 車内清掃

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