カーフィルムの剥がし方
最近はカーフィルムを張っている車も少なくなってきましたが
時折、「ルームクリーニングのついでにフィルムを剥がして下さい!」
と言うご依頼があります。
過去には糊に色をつけていた安いフィルムもあり
そのような時は大変手こずった記憶が・・・
古くなると、フィルムを構成している層がパラパラと崩れるものもあった。
最近の車の窓は、セラミックドットが使われるようになり
施工する側は断然施工しやすくなっている。
でも、その分施工に対する技量は止め処も無く低下している。

フィルムを剥がす時
当然、端の方から剥がしますが
このように切れてしまうことがあります。

出来る事ならば、1枚ものとして剥がしたいのですが・・・
これは引っ張る際の力加減によって切れたり
剥がす速度によって、糊残りの量が断然違ってきます。
ゆっくりと これが基本。
できるだけ糊が残らないように!

ジワリジワリと力を加えてやればよいことですが
フィルムの粘着力は予想以上に強いのです。
私が体重をかけて剥がすこともあるくらいですから (池中弦太より少し重い)

慎重に剥がしても
ある程度は糊が残ってしまいます。

この糊は、この後の作業で全て取り除かねばならない。
だからこそ、剥がすときに慎重になる。

もしも、この糊を残したままだと?
水切りゴムと窓の摩擦が増大し、パワーウィンドのモーターに大きな負荷を掛けてしまう事になる。
この部分もキチンと糊を取り除かなくてはならない。
(意外なほど面倒でしょ~)

糊を溶剤を用いて浮かして、拭き取ります。

窓の端やゴムとの境目もきっちりと掃除して完成!

リアウィンドはさらに手間です。
特にガラスの傾斜のキツイ車ではなおさら・・・
ハイマウントストップランプが付いていたら取り外す必要が出ることも。

フィルムを剥がすと言う作業でも
その完成度は作業を行う者によって異なってきます。
(もっとも、作業工賃にも因りますが・・・)

この状態よりも

素の姿の方がステキと思うのは私だけ?

今流行のフィルムは
UV & IR カットフィルム
UV(紫外線)とIR(赤外線)の進入を防ぎ、断熱効果を持たせたフィルムです。
色はクリアーなので、見た目の変化も無く
ウッドや本革など、内装の劣化防止に役立ちます。
※当店ではフィルムの施工は外注となるため安くはありません。
お近くの自動車ガラス店などにお問い合わせいただいたほうが安いと思います。

本物のみがき と ポリマー加工 車内清掃

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