当店の作業の在り方
一見するとキレイなW126 300SE
それもそのはず、オーナー様が買ったばかり。
いまだナンバープレートも取り付けられていない車です。
しかし、この写真(中古車販売雑誌やインターネットの写真)では到底見えない部分が数多くある。

フロントバンパーのクロームメッキパーツのつなぎ目は水垢が・・・

ここにも水垢。

エンジンルームを見てみると
不思議な泥汚れ。
この分ならば、バッテリーの下もどのような事になっているか、、、

ウッォシャータンクの中は、酷い状態。
このまま放置する事は後々のトラブルの原因となる。

クーランとのサブタンクの中も。。。

インシュレーターもボロボロと・・・

ワイパーの付け根のゴムもボロボロ

このクルマのオーナー様は
当店より遥か1000km隔てた 山口県宇部市の方。
関東圏でクルマを購入され、販売店から直接当店に入庫
販売店は 「ワンオーナーの屋根付き保管のクルマ」 と自身ありげに言っていたが
その状態は決してよいとは言い切れない。
これからオーナー様が手を掛けるべきところが多数ある。
あわせて、ここまで紹介した写真の中の手を掛けてやれば
この300SEが、本当の姿に戻る事が判っていながら
私も手を掛けていない!
その理由は
ズバリ言うと オーナー様の組めるご予算の問題からです。
整備のプロに任せる部分は別として
フチの水垢取りは、オーナー様でも十分に行える作業です。
時間は掛かるが、私が行っても同じ事。
よって、打ち合わせにおいて
今回はプロのみがき屋に任せなければ手に負えない部分を重点的に作業することとなった。
全てにおいてパーフェクトな仕事を依頼されるとその価格も当然しかるべき金額となってしまう。
しかし、生活においてクルマにだけお金を掛けてゆけるわけではない。
そこでオーナー様との妥協点を見出すこともあります。
自分で出来ること プロにしか出来ないこと
※正確には、プロに任せたほうが安上がりとなる事。
このモールのズレ 最近W126では多発している。
こんな部分はプラハンで修正するだけなので (^^

塗装は、サイド面でもすり傷とイオンデポジットが多く見られる。

全体を見ると(写すと)
キレイに見えてしまう。

ナンバーが付いていないでしょ~
販売店がキャリアカーで運んできたから

右側の一部を磨くと本当の塗装が見えてくる。
この曇りは、どうやら前に行われたコーティングの仕業のようであった。

さらに研いてゆく。
この作業はプロの仕事です。
素人だから出来ないとは言い切りませんが
どれだけ経験したか? どのればるまで追求するか?
それはぷろん任せたほうが楽で安全でしょう・・・

曇りとキズを取り除くと
このクルマの本質に近づく。
艶が出てきたら、光沢を引き上げ
バフ目を消してゆく作業です。

作業前 キズとイオンデポジットが見えるでしょ~

それを取り除いてゆけば

お納めする時の写真です。
オーナー様自ら仮ナンバーを取得し
自走で山口まで持って帰られました。
出来るだけ安く、クルマを手に入れ、仕上げる方法のひとつです。

もちろん、不具合と 今後改善したほうがよい箇所はお伝えさせていただき
細かな作業のやり方もお伝えした上での納車です。
ご自身で出来ること 手の掛けられる事は
オーナー様自ら行えばもっとも安上がりとなります。
私自身も、一人のクルマ好きとして
自分の車をイジル時には区別しています。
自分で出来ること プロに任せること。

本物のみがき と ポリマー加工 車内清掃

スポンサーサイト
Comment
コメントの投稿
Trackback
http://gradeup.blog39.fc2.com/tb.php/418-81a35a56