ポリッシング 〔 研く 磨く みがく 〕
今回のお話は塗装のポリッシングに関して!!
これまで、塗装から見た「みがき」のお話は沢山してきましたが
ポリッシャーとバフからみたポリッシングのお話です。
この様な洗車傷が激しい塗装の場合
ガツンと研くよりほかない。

シングルアクションポリッシャーにウールバフの組み合わせ。
この組み合わせに適切なコンパウンドを用いれば
最も切り込める組み合わせである。
この段階では光沢を引き上げるのではなく
艶をどれぐらい出せるか? その事だけに集中して作業を行います。
※特別な下地処理としては水砥ぎという手法もある。
※このバフはサテライトバフ。ウールバフの中では切り込み量の少ないタイプ。

きちんと研き込むと洗車キズは全て落とせる。

このままでは粗い研きなので、やわらかいスポンジバフに交換して
使用するコンパウンドも粒子の細かいものに。
紙やすりで研く時、#400で研いた後、#800へと番手を上げてゆくのと同じです。

シングルアクションでは
バフ目、オーロラマーク等と呼ばれる研き跡が出やすいので
ギアアクションポリッシャーでバフ目を消してゆく。
※バフ目は、バフと塗装面の間に異物を挟みこんでつけるキズではなく光の回折とか干渉で生じるものです。

ギアアクションを使用して磨いた状態です。
写真では、シングルアクションとその差が見分けられないと思います。
しかし、実際には光沢は激変しています。

コレがダブルアクションポリッシャー。
最終的な光沢の引き上げとバフ目を消し込む作業に使用します。

完成した「みがき」です。
どれぐらいの切り込みを行うか?
どれぐらいの艶を求めるか?
どれぐらいの光沢を求めるか?
その求めるものが異なれば、おのずと行う作業も異なってきます。

塗装面の変化は・・・

作業途中。

完成状態。

車全体を写真に撮ると
よほど酷いクルマ以外はキレイに移すことはさほど難しいことではありません。
だから、中古車を選ぶ際には写真で騙されて
実際にクルマを見てみると エェ~~! って事が多いのです。

作業後の艶と光沢の違いご覧いただけますでしょうか?

塗装において、艶を求めるならば
ある程度まで塗装の平滑性を追及せざるを得ない。
凸凹した面に艶など存在するはずが無いから・・・
この事を無視して
切り込み量が少ないと光沢だけを引き上げる作業としかならない。
段階を踏んで、磨かれた塗装は素晴らしい映り込みと
艶と光沢を放ちます。
そのためには、段階を踏む時間が必要となり
必然的に作業工賃も高くはなりますが
本物を求める方にはご納得いただけるものと確信しております。
だからGrade-UPは、コーティング屋でもポリマー屋でもなく
みがき屋なのです。
そんな ホコリ と 光の変化の影響 を嫌う繊細な作業を行っているため
留守の時も、作業中も、店のシャッターは閉まっています。
ご来店を望まれる方は、大変お手数ですが事前にお電話お願いいたします。

本物のみがき と ポリマー加工 車内清掃

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