カビるんです!! No,4
リンサーを取り出してフロアカーペットの洗浄です。

意外と汚れていない。
でも、カビの胞子は必ず存在しているはずですから3回の洗いを行いました。

乾燥工程の間、気なるこんなところをチョコチョコと

ホントはこのシートベルトリーチャーの内部にもカビの奉仕はあるはずだが・・・
そこまでは手が掛けられない。 これが現実。
だから当店では完全なクルーニングが出来ない。
言葉だけ「完全」を使う店は多いが、それは現実・真実を知らないから使えるのではないだろうか?
お客様にお伝えできるのは、出来る限り・・・ なのです。

不用意に窓を拭いていた証です。

これが本来の姿。

乾燥後、組付けを終えると
SECらしさを取り戻します。


フラッシュ撮影を行わないと見えない部分が多いのですが
本当はこんな風合いとなります。
本来の持ち味であるマッドな感じ お伝えできているか・・・?

フラッシュを焚くと テカッて見えちゃうでしょ~

正真正銘35000Kmの貴重な固体です。

これは乗り比べてみた経験のある方しか判らないと思うですが
どんなに整備をして、ブッシュを入れ替えても
ボディの剛性は直せない。
無事故の距離薄のクルマだけが持つ剛性感
乗ってみると、これは素晴らし!! と感じるはずです。
このSECはそんな1台なのです。

今回のこのSEC関連の記事に頂いたコメントで
>コレクターカーとのことですが、、すごい汚れですね。。
この汚れ方はましなほうで
黒の内装ではもっとヒドイ汚れ方をしているのが大半です。
白のきれいなタオルを濡らして固く絞り
ダッシュボードを拭いてみてください。
それで少しでも汚れがついたならば
洗剤を使いブラッシングしてみて下さい。
シボに入り込んだ汚れがどれほどひどいモノか体験していただけるはずです。
私が出来る作業はここまでです。
いまだにこのSECの中にはカビの胞子があるはずです。否、必ず存在します。
今後、その胞子が発芽してカビとなるかいなかはオーナー様の扱いに掛かっています。
私たちの生活している空間は無菌ルームではありません。
当然、カビの胞子もバクテリアも身近な周囲に存在していますが
特定の条件下で急速に育つこれらを恐れる必要は無いはずです。
月に一二度、エアコンを掛けて除湿しながら
そして、空気を入れ替えながら直射日光を浴びていれば
今回のようなカビは発生しなかったはずです。
距離を伸ばしたくないコレクターカーの扱いの難しさはそんなところにあるのだと気付かされました。

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