わっかるかなぁ? わっかんねぇだろうなぁ...。 No,6
本革シートのクリーニングです。

このお話の初回 所見が甘かったと記しましたが
それがこの部分です。
このシトロエンの着座時の独特の座り心地はこの部分が大きく寄与しています。
それはショルダー部分を挟む中央が、およそ3cmほどの奥行きがあるブロックのような構造で
手の込んだ作り込みとなっています。
多くのほとんどシートでは、センター部分も1枚革でピ~ンと張っているだけですが
センター部分のブロックの1つ1つがクッションとなっているのです。
恐るべし シトロエンSM!!
何処までも柔らかく包まれるような乗り心地を求めての構造かと・・・
しかし!!
折り返しが深い = 掃除は大変!
もちろん掃除機を掛けるにしても
無理にノズルをあてがうわけには行きません (本革にキズを付けちゃ~イケマセン!!)
シートの革より柔らかい私の指の皮をあてがって溝を広げながら・・・
シートの拭き上げも同じ要領で
通常の作業の倍の時間を要します。

でも、汚れが酷くなくてヨカッタ~~~

3回目の拭き上げでOK!!

キッチンペーパーです (^^

メーターパネルのアルミと思われるヘアーライン仕上げの曇り
メーター周囲にはゴム枠、その内側は樹脂の上にメッキと思われる仕上げ
そして、樹脂のメーターパネル。
実に手の込んだ造り。
ゴムと布の相性はあまり良くないので
今回はキッチンペーパーを使用して汚れを拭い取ってゆきました。

真正面のパネルは良いのですが
脇、そしてセンターコンソールを掃除する際は
池中玄太+??kgの体重を何処に掛けてよいものか・・・
運的席に座った時一番気になる所だけに
手抜かりは出来ませんからね~

運転席も拭き上げて

かなり引き締まってきたな!!

40年の時を経て、劣化している革

もう少しこの状態をキープしたい。
せめて劣化速度を抑えることが出来れば・・・
硬くなり始めた表革にクリームを大量に塗りこんでやります。

通常の作業ではクリームは塗りません。
しかし、劣化が進んでいる場合は別です。
何とか表皮割れの現象が少しでも遅らせる事が出来るならば・・・
ベタベタの状態で1晩寝かせます。

吸収できるだけ 吸収させてやってから・・・

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