樹脂ヘッドライトの曇り (内部&表面)
3月に外装のみがきを行なったアリストです。
前回の入庫の時、オーナー様はこの車を手に入れたばかりでした。
その時点で、オーナー様も私もヘッドライトの曇りが気になっていたのですが
暫く様子を見てからと・・・
しかし、内部の結露は酷くなるばかり。

エアークリーナーとバッテリーを取り外して
ドライヤーで乾かします。

ここで起きている現象は結露です。
そう!! レストランで出された氷入りのコップの外側表面が濡れるのと同じです。
このアリストの場合も同じで
何らかの原因でヘッドライトユニットに水が入り
エンジンの始動と共に、ヘッドライトの裏側が温められる。
しかし、樹脂レンズ側は冷やされる位置にあるため
レンズの内側で結露する。
そこで、温度を少し上げてやれば空気の露点は上がるので
結露した水分は、温まった空気に含まれることになる。
同時にレンズ表面を暖めることで水滴の温度も少しだけ上げてやれば
結露は取り除くことが出来ます。
※露点温度(ろてんおんど)とは、水蒸気を含む空気を冷却したとき、凝結が始まる温度を指します。

反対側のウィンカー部分も結露が生じています。

樹脂表面を満遍なく暖めて

温度が上がり過ぎないように注意しながら

時には、バルブ側からも風を送り込んでゆくと
徐々に結露は少なくなってゆきます。

やがて消えて無くなります。
テールレンズに出来た水滴・結露も同じことです。

外したバルブ 20年間の使用によりくすんでいますのでキレイに拭くと
違い判りますでしょ~ (^^
こんなことをしている内に
ヘッドライトユニットがさめるのを待ちます。
温まったままバルブを入れてしまうと空気の出入りが出来なくなり
氏h滅多空気を閉じ込めることになる。
すると、また直ぐ曇ってしまうから、慌てないで (^^//

樹脂レンズの欠点であるレンズ表面の劣化も生じて
やや曇りを生じていたので
樹脂レンズの研磨です。
実はこの作業、今回まで封印していました。
理由は、レンズ表面の耐候性樹脂を研磨で剥がしてしまう事で
劣化速度を速めることが判ったので中止しておりました。
それから1年前のテストから時を経て
何とか使い物になりそうなコーティングを見つけたのでテスト的に再開しました。
人柱になってもOKだよ!! という方のみ作業を承ります (^^//

上の写真と撮影した角度が違うため
レフ板の色が違って見える。。。
三脚を使うべきだった・・・
雰囲気を汲み取ってくださいませ (^^)

樹脂製ヘッドライトの研磨をDIYで行なう方は下記ページをご参照ください。
W211 ヘッドライトの曇り取り


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