始まりは穏やかに ありえないコーティング
まずはケミカル粘土で

そしてマスキング

厚みのあるコーティングを根気強く剥がしてゆく。
厚みのあるコーティングなど百害あって一利なし!
何故ならば、均一に塗る事も難しく、剥がす時には手間取る。
硬いコーティングも百害あって一利なし!
硬いと言っても、必ずキズは付きます。
そして、硬すぎるものは鉄板の熱膨張に付いて行けず
塗装のひび割れ(クラッキング)の原因となる。
薄く、しなやかで、艶も光沢も変化させないコーティングが理想です。
コーティング剤に頼らない艶と光沢と映り込みを与えた上で
撥水性をコントロールするためのコーティングを選ぶべきだと思うのです。
日常使う車では、雨上がり後に直ぐ洗車など出来ない。
ならば、イオンデポジットが激しく生じ易くなる
強い撥水性能を追うのは止めた方が無難と為ります。

出鱈目なコーティング剤はイオンデポジットだらけ

磨き込んで行くと
本来の塗装が姿を現す。
出鱈目なコーティングと言い切るのは
発色を変化させているから。
本来塗装の持つ、表現する色を変えては元も子もない。。。

ひたすら無用なコーティングを剥がす作業。
それだけで丸1日掛かる。

ココからが本題中の本題。
私自身気付いていなかった事実がこの1枚の写真にあります。
作業中は1パネル毎に確認作業を行なうのですが
写真の左右のドアの色の違いを写そうと撮影したのですが
私の目では確認できていなかった悪しきコーティングの残りが写っています。
右のドアの端が白くボケている。
ポリッシャーで削り切れていないコーティングです。
自分の未熟さを思い知らされる写真です。
作業中、光の角度のためか 肉眼では見えていなかったモノ しかし、写真には見えていなかったモノが写されていた。

そして、その事に気付くことなく
最終工程まで勧めた作業。

しかし、脱脂作業のときはよろしくないコーティングはその悪癖を表した。
有機溶剤を使って脱脂作業は行うのですが
溶剤がコーティングに触れたとたん
白く濁る!!

自分の目を疑うが
強い研き込みを行うことを避けたいフチの全てに白化したコーティングの残りが・・・
正直、今回のような酷いコーティングはこれまで体験した事は無い。
梃子摺る事はあったが、これほどまでに悪しきコーティングに遭遇した事は無かった。
もう一度 みがき直しです。
トットと仕事しろ!! 何言わないでね~
義援金累計額 40,200円




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