許し難い「無主物」!!
一昨日の夕方のニュースを見ていて東京電力の「無主物」発言がようやく取り上げられた。
無主物とは、所有者のない物。
と言う意味だそうです。
私がこの言葉を知ったのはこの記事からです。
「原発から飛び散った放射性物質は東電の所有物ではない。」 (院長の独り言 2011.11.25)
私がこの「院長の独り言」を追っている理由はひとえにこの院長の経歴から
その発言に関する信憑性が高いはずだと信ずるからです。
何故かというと、この院長は元東電出身です。
しかも、福島第二原発で働いておられた。
そして現在は熊本で内科医をされています。
「原発から飛び散った放射性物質は東電の所有物ではない」
もしも、これが認められたならば
この日本と言う国には将来はないはず。
それとも現在この国に生きている我々は国家の崩壊する姿を その進行を眺めているのだろうか?
2011年(平成23年)
3月11日14時46分 東北地方太平洋沖地震発生
3月12日15時36分 1号機の原子炉建屋は爆発
3月14日11時01分 3号機で一瞬の透明な爆発の直後、燃料プール付近で一瞬の赤い炎が発生し、爆発煙が上がった
3月15日06時頃 4号機の原子炉建屋は爆発
東京電量が保有する福島第一原発にある原子炉および使用済み燃料が放射性物質を撒き散らす源であり
大量の放射性物質が日本の国土を汚し
世界中を汚した事は明白なはずです。
この放射性物質は、東京電力がありもしない【安全神話】の元に管理し運用していたものであり
その後片付けは、当然の如く東京電力が行うべきものであるはずだと私は考える。
現在、放射能が垂れ流し状態の福島第一原発
それがどれほどの影響を及ぼしているのか?
空間線量だけを見せられても納得できない。
土壌汚染状態を見極めなければ生活していて良いのかも判らない。
真実の欠けらすら情報公開されていない様に見受けられる。
少し踏み込んでネット上で公開されている情報を整理しようとすると
少し科学を学んだ方はお判りいただけると思うのですが
単位系の使われ方が難しい。
特に土壌汚染に関しては ベクレル/m2 だったり ベクレル/kg だったり
到底一般の方が理解し得る範囲ではないと思う。
しかし、現実にだけを目を向ける事で真実は見えてくるはずです。
それすら線引きできないとはお粗末過ぎる。
東電は、自分の行った過ちに対処する姿勢はない。
政府は、問題は全て先送りして在任中の責任回避したい。
そして、最終最後の頼みの綱 司法さえも信用できなくなったら・・・
私が想像し危惧する事は
政府・東電・マスコミの全てが知り得ている情報を開示せず
日本国民の将来に大きな汚点を残すような隠蔽を行っているのではないかと言う事。
この原発事故の発症は今後数年を要し
過去に日本で認定された四大公害病(水俣病、第二水俣病、四日市ぜんそく、イタイイタイ病)と同じく
大規模な公害病となると想像します。
ただし、4大公害病と異なる点は
放射性物質の特性として拡散して行く事です。
それはウィルスと同じで、目に見えない においも無いが
積極的に封じ込みを行わない限り拡散してゆくのです。(被害者も拡散)
現在 何の手立ても講じられていない。
それどころか、拡散を助長する行為が目立つ。
全ては責任を逃れたいが為なのか?
食品には、ヒ素、鉛、カドミウム シアン化後物は検出されてはならない。
コレは食の安全を守ると言う観点から当然のことだとご判断いただけるはす。
しかし、放射性物質に関してはその線引きさえブレる。基準が変わる!
あってはならない事だと思う。
もしも、生産者を保護の観点から緩い基準にしたのならば
良心ある生産者は、自分の作り上げたものが他人を犠牲にしたことを悔いる事になるはずです。
これ以上 放射性物質で振り回されるのは御免被りたい。
しかし、信頼でき得る明確な基準が策定されない限り
自分で対処するしかないのが現状のようです。
最後に
東京電力さん 無主物とは言わせない!
あなた方の保有する原子炉から撒き散らかされたのですから。
到底補償出来かねる損害を出したことは十分に理解しているはずですよね~
時間稼ぎを行うよりも、幕の引き方を考えるべき時では?
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