RADEX RD1706 で測ってみました。
本来ならば買おうとさえ思わないものを買う事になってしまった。
ガイガーカウンターです。
RADEX RD1706 現実を知るために使ってみます。
※測定誤差があることは十分に認識した上で使い・この記事をお読みください。
この日、作業場のデスクで最も高い値がコレです。
0.12μSv/h

私は178cm 85kg です。
典型的な中年体型だな~
ってお判りいただき、想像していてだけるかと思いますが
この 0.12μSv/h とはどう言う数値なのか?
まずはそこからがスタートだと思うです。
私は、自然由来の放射線以外は全て無用な存在悪だと断定します。
では、自然放射線量は全世界平均では年間2.4mSvですが、
日本における値は自然放射線の量は場所によって変わってきます。
日本全国を県単位でみても、最も高い岐阜県は1.19mSv/年、神奈川県の0.81mSv/年だそうです。
※数値出典は、自然放射線
ここで問題が・・・
単位系が違う事にお気付きの方は恐らく理系出身でしょう (^^)
全世界平均 年間2.4mSv
これは 2.4mSv/年です。
2.4mSv/年 = 2400μSv/年 = 2400μSv/年 ÷ 365日 ÷ 24時間 = 0.27μSv/h
1年間に浴びる自然放射線量が 2.4mSv/年 ならば
1時間当たりの自然放射線量は 0.27μSv/h となります。
岐阜県の 1.19mSV/年 は 0.14μSV/h
神奈川県の 0.81mSv/年 は 0.09μSv/h
となります。
※計算が面倒な方は、【ブラウザで動く放射線・放射能の単位換算ツール(簡易)】
これで初めて解かるのは
世界的平均の自然放射線のレベルは 0.27μSv/h
岐阜県の自然放射線のレベルは 0.14μSV/h
神奈川県の自然放射線のレベルは 0.09μSv/h
私のデスクの放射線レベルは最高で 0.12μSv/h
測定器の誤差が無いとすれば、十分に安全なレベルといえます。
では、私のクルマの中は?
0.10μSv/h です。
車内は空気の出入りは多少ありますが
鉄板・ガラス・プラスティックなどで遮蔽された空間です。
その為に少しだけ低めの数値となるのでしょうね。

最も気になっていたのがチビ助のチャイルドシート
どれぐらいの線量を示すか・・・

0.10μSv/h ホッとします。

エアコンの噴出し口付近は?
これならば良しとすべきでしょう。

???
エアコンをONにしたら???
ふと過ぎる疑問です。
やはり少し数値は上がります。

フロアマットを計測してゆくと
運転席 0.14μSv/h
助手席 0.10μSv/h
左リアシート 0.11μSv/h
右リアシート 0.13μSv/h
明らかに数値の違いが出てます。
我が家の着座位置の全てが示されています。
私は当然運転席ですが、妻は右リアシートに座ります。
左リアシートは息子用のチャイルドシートです。
フロアマットには、放射性物質が付いているのでしょうね!

メグロさんが作ってくれたエアコン用フィルターは
予想を裏切る低い数値でした。
これは喜んでよいのか???
放射性物質の多くはフィルターをすり抜けた?

放射線量を測るというのは、実に面倒な作業で
それは放射線を放つ 放射性物質から常に一定の間隔で放射線を出していない事に由来します。
そう! 消えかけの線香花火のように
パチ パチパチ パチ パチパチパチ
一定の強さとリズムがないのです。
だから測定に大きな誤差を生じるのです。
RADEX RD1706 の機能にはバックグランドモードがあります。
これは測定周囲の空間線量に対して
測定物の放射線量の測定が出来ます。
まずは5回測定周囲の空間線量を計ります。
5回の測定結果は
1回目 0.10μSv/h
2回目 0.12μSv/h
3回目 0.11μSv/h
4回目 0.11μSv/h
5回目 0.10μSv/h
全く同じ場所でありながらこの様に測定値にばらつきが出ます。

運転席のマットを測ると
0.04 が表示されますが
下に NOISE 0.10
これがバックグランドモードのメリットです。
空間の相対線量に対して、測定物がどれほどプラスの線量なのかを示してくれます。
※空間線量よりも低い場合は 000 を表示します。

さて、この放射性物質を含んだフロアマット
洗って線量は下がるのでしょうか?
私も経験した事がないので実験です。
いつものようにマットを洗って
洗濯槽で砂を落します。

乾燥させて
フロアマットを車内に積み込んで
まずは車内の空間線量を測定
0.10μSv/h

フロアマットは全て 0.09~0.10μSv/h となりました。

実際に初めての検証ですので
全て下がるとは言えませんが効果はありそうです。

改めて放射線の勉強をすることとなり
現在行われている除染活動のあり方に疑問が出てきました。
広い大地の立つ家
その家を幾ら除染しても
雨風は綺麗にした家をまた汚す。
そして、除染によってキレニなってゆくものもあるが
その汚れたものを剥ぎ取ったモノ、流した水は・・・
今回の作業でも気になるところです。
私は下水に放射性物質を流したのです。
それならば発想を替えて
放射線を遮る方法を考えるのも手ではないか?
車内の線量を測定して思ったのです。
よくこんな絵で放射線の種類と透過力が示されますが
家の外壁を金属で覆えば・・・
私のクルマの中と同じように線量が下がるのでは?
そんな事をしたら家の見てくれが悪すぎるかな~~~

それともう一つ
高濃度の汚染されたクルマ
自分を守るためにご入庫をお断りする事があります。
その線引きをどこにするか・・・
ICRPの基準である 緊急時には20~100mSv
この最低値の20mSv/年 ( = 2.28μSv/h)あたりなのか???
この数値高すぎない???
今後の課題です。
この測定器の精度にも疑問があるし
測定できているのはβ線とγ線だけ・・・
危険なα線や中性子線は測れない。
それでも、こんな無駄な測定器を買い込んだのだから使わなくては損ですよね~
使いますよ!! (←常連さんはお判りいただけますよね!!)
この国は私に教えてくれました。
真実は公表されない。
そして、自分の身を守るのは自分の力だけ・・・
関連記事
RADEX RD1706 の使い方 [参考までに・・・]

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