メルセデスのエンジンにおける危惧
始まりはこのアンダーカバーに付いたこのオイル漏れ跡から

デスビのオイルシールからも漏れている。

しかし、
それにしても余りにも力がないM119。
全く本来の力が出ていない。
このクルマは2010年12月に当店から収めた500E
その時の活きのイイ状態とは全く異なるコンディション。
何が原因しているのか???

ヘッドカバーを取り去ると

タイミングチェーンのガイドが折れていた。

本来は左手で持っている形状が
砕かれて・・・

エンジンのドレンパンを外すと
無数の破片が・・・
M116、117、119は、ほぼ同じ構造なので
どのエンジンにも起こり得る不具合です。
エンジンオイルの交換の際は
樹脂製の破片が出てこないか? 十分に注意してください。
もしも、多少の欠片でも見つけたら
即 主治医の所へ!!

ドレンパンの上はこんな構造。
写真では中央のストレーナーがキレイに見えていますが
覗いた時は、破片が詰まりまくり。。。
エンジンが焼き付かなくてよかった。

初めは単なるオイル漏れ
しかし、原因を追求してゆくと
ガイドレースの全てが破損!!
叩き折られた状態。
通常折れるのは上側が多いのに
すべてのガイドレールが破断。

タイミングチェーン式はベルト式と異なり
一定期間でのベルト交換は不要であり
その耐久性はあるが
メンテナンスフリーではない事を改めて知らされる事例です。
すべてのガイドレールが折れると
エンジンオーバーホールとなる。
ガイドが折れると右バンクのタイミングがズレてエンジンが回らないかと思いきや
1コマぐらいならば回り続けるのもこのエンジンのタフさ。
しかし、ダメージはより深刻なものへと・・・・
私のW126も同じ危険をはらんでいます。
この車輌の過去記事は
500E漬けの日々 No,1

グレードアップのホームページ

スポンサーサイト
Comment
コメントの投稿
Trackback
http://gradeup.blog39.fc2.com/tb.php/853-55a5ceef