C124 320CE No,4
これらの道具と材料で
1工程目を

2工程目

3工程目

あとは 内緒 (^^)
1工程目で 右半分だけみがいた状態がこれで

下がりがコレ。

上の写真では綺麗に見える。
だから写真だけで中古車を選んではならないと言う事を
これからお見せします。
ボンネットの端
フロントガラス側です。
細かいクラックが入っているのが見て取れるかと存じます。
見えない方は解像度の高いモニターで (^^)

このクラックは みがきでは対応出来ない部分です。
みがき屋は 引き算しかできない。
塗装を薄く削る (この作業がみがきです。削る厚みは最大でもラップ1枚の厚み以下)
汚れを取る。
唯一、コーティング、艶出しでできるのが足し算。
塗装屋さんは、引き算して 足し算して完成。
整備屋さんも、同じ。
みがき屋が出来ることは ほんの僅かなことなのです。
浅い表層のクラックならば対応出来ますが
深層のクラックは、全く対応出来ないのです。
他の部分を見てみると
スライディングルーフ
これが入庫時。

かなりスッキリ感は出せていますが
フチ周囲にはクラック見えますでしょ~

ルーフレールの脇です。
これならば どなた様もはっきりとご確認いただけるかと思います。

さて、このクラックですが
完全な状態を取り戻したいならば
塗替えしかありません。
全体像を見て
スッキリ感があればOKならば
みがきでも対応できます。
何故クラックが生じるのか?
これはソリッド塗装では起こりにくい現象で
メタリック塗装に早くから多く見られる現象です。
特にメルセデスの車両では顕著。
陽に晒されたままの車両では10年程度でクラックを生じているクルマを見かけたこともあります。
クラックを起こす原因は何か?
おそらく これは私の推測ですが
鉄板、防錆塗料、色の層、クリアー層の熱膨張率の違いにより
膨張の違いに耐え切れない 色の層、クリアー層の境が割れるのではないかと想像しております。
硬さだけを追い求めるコーティングも同じ結果を生じることも
安易にご想像いただけるかとも・・・
一度ひび割れると完全修理には
再塗装しかない。
ドアノブ、モール、サッコパネル、バンパーその他
塗装に際して無用な物を取り外して
後々の錆も懸念材料だから
防錆塗料を残すように
色の層まで剥がして
再塗装すると
三桁万円の出費となります。
間違っても
大切な車のオールペンをそれ以下の金額で頼まないことです。
50万円以下なんて以ての外です。
※色が乗っていればOKならば、それはそれで良しかも。。。
ろくに下地を剥がさずに塗ると
2~3年 遅くとも5年以内に
下地が塗り直した塗料を引っ張って
クラックの再発が生じます。
最近はソリッド塗装でも
クリアーソリッド塗装が多いので今後はどうなるものか?
クルマは
疑問に感じることが多い今日此の頃です。

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