ヘッドライト 樹脂レンズの研磨
樹脂製のヘッドライトレンズが使われるようになって久しいが
この樹脂 あまりにも劣化が早く 見た目も悪くなる。
最悪の場合 車検の際に光量不足ではねられる。

凄い荒れ方でしょ~

内側もクラックすら入っている。

三脚にカメラを据えて
作業開始です。

マスキングして 洗います。

洗うと 水が表面に幕を張り キレイに見える!!

ケミカル粘土でザラつきを落として

耐水ペーパーで研磨

乾かすと真っ白!!

ポリッシャーを当てて 磨く

耐水ペーパーの目が消えて 樹脂の透明感が蘇ります。

内側のレンズも磨いて

ペーパー傷で白濁している時には見えない「くすみ」と傷が見えるようになるので
もう一度 ペーパー掛け

また 濁る。

ポリッシャーを当てて

仕上がり具合をチェックして

バフとコンパウンドを変えて さらに磨き込みます。

チェックして 更に細かいコンパウンドで磨きこんで

完成!!

上から見ても 大丈夫でしょ~

正面から見ても

しかし、正直にお伝えすると
レンズ表面は磨けても
フチ 外周部分は磨けていません。
もしも、この部分まで要求されたら
ヘッドライトをばらして 手作業で行う部分が極端に増える。
小型の歩リッシャーでも大きすぎるから手磨きとなるからです。
おそらくそこまでの要求があったら凄い施工工賃となるのでは・・・?

右も同様に作業したのですが
ウィンカーとの仕切りが 熱変形している。
実用上 何の問題も無いが
なんでこんな所が熱変形してしまうのだろうか?
設計ミス?
そう思うのは私だけでしょうか?

レンズ内部にオレンジ色の破片が落ちてますでしょ~
これウィンカー球の表面に塗られている塗料です。
熱で劣化して パラリト落ちてしまったようです。

オレンジのウィンカー球も 定期的に交換すべきもののようですね!
樹脂製ヘッドライトのレンズ研磨をご用命いただく際は
・フチは完全な仕上げが出来ない事、作業不可能な事をご了解ください。
・内部は清掃は別料金で、構造によっては作業不可能なものがあります。
・深すぎる傷、クラックは取りきれない場合がございます。
・作業後、コーティングを行っておりますが耐候性樹脂が剥がされていますので劣化進行速度が速まる場合がございます。
上記の展をご了解の上 ご用命いただければ幸いです。
※ 作業方法についてのお問い合わせは黙殺させていただきます。
プロの仕事ですから全てをこの場で公開はしておりませんし
使う材料も公開するつもりはございませんのでご了解ください。
お手軽作業とは一線を画す仕上がりをご所望の方への作業内容となります。

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